2018年10月:米国VIからの不労所得&米国VIの投資について

米国VIとはどのような投資なのか

一言で説明すると、空売り有利の投資です。
原資産の数式は複雑なのでさておき、大雑把にいうとVIX指数に正の相関をする先物になります。

VIX指数と同様に、米国VIの特徴として:

  • 急激に数値が上昇するが必ず下がって安定期に戻る
  • その安定期の期間が上昇期に比べてはるかに長い

というところがあります。
ここで、2004年以降の米国VIのチャートを月足で見てみます:

VIX指数はリセッション、地政学的リスクや災害に反応して上昇します。
そして米国VIもVIX指数に正の相関関係にあるので、似たような動きになります。
経済的な問題が起きた際に急上昇するものの、ほとんどの期間は低値で安定していますね。

たとえば、リーマンショック時に72USDで空売りして、その後22USDで買い戻すと、利益は500USD*(約57000円*)になります。
*米国VIは取引単位は10倍のため

タイミングを見計らって空売りし、あとは待つだけ。
このお手軽さが一番の魅力です。

もう一つ今度は週足でのチャートを見てみます。
範囲は最近3年間です:

2月のVIXショックが際立っていますね。
この時も空売りを仕掛けておけば、あとは状況が落ち着き、値が下がるのを待っているだけ。
その後買い戻して利益確定というわけです。

ちなみに、管理人は10月の株価調整時に空売りを2本仕掛けています。

米国VIのもう一つの利点

米国VIは保有しているだけで毎月「価格調整額」の受け/支払いが発生します。
おおまかに、価格が高い時は支払いが発生し、低い時は受けが発生します。

基本的に価格が低い時期の方が多いので、受けの方が多くなりがちで、これがもう一つの利点と言えます。
先物でいう「コンタンゴ」ですね。

参考までに、管理人が取引をしているGMOクリック証券で価格調整額の発生状況を調べてみました;

左から2列目の「売」を見て欲しいのですが、ほとんどプラス、つまり価格調整額を受け取れるということです。
これは建玉1つあたりの金額なので、証拠金次第ではかなり高い年利になります。

ちなみに管理人はロスカットレートをリーマンショック時の値にも耐えられる設定にしているので、証拠金は建玉あたり75000円程度です。
2017年に当てはめると、このような超安全設定にもかかわらず、年利20%という驚異的なリターンになります。

証拠金の計算方法に関する記事はこちらにあります。

米国VI空売りのタイミングは?

価格調整額だけを狙うならば考えなくても良いですが、やはり高値で空売りしたほうが含み損も発生せず、精神的に良いです。
管理人が思いつくところでは、2つあります。

  • VIX指数が20を超えた時
  • VIX/VIX3Mが1.0を超えた時

このふたつに加えて、世界情勢などを勘案して判断するのが王道とされています。

欠点は?

値上がりが天井知らずですので、証拠金は多めに入れたほうが良いと思います。
となると、予算も多めに用意しなければならない。
これが最大の欠点になるでしょう。

米国VIの過去最高値はリーマンショック後の72USD。
管理人は80USDまで耐えられるだけの証拠金を入れていますが、建玉あたり75000円になりました。

あと、2017年のように、経済が順風満帆な場合は価格調整額もほぼプラスになりますが、今年のような荒れた相場だとマイナスになることも多いと思います。
価格調整額狙いならば、つねに旨味のある投資であり続けるかは保証できないですね。

そして10月の成績はどうなった

価格調整額が発生する直前に建玉を一つ作ってしまい…

-1845円という大失態(>_<)!

ちなみに、上の表には米国VIの建玉2つに加え、SVXY(VIX指数に負の相関をする商品)への証拠金30000円も含まれています。
米国VIが上がると、同時にSVXYは下がり、双方ともに含み損が増えます。
これは地味にきついですね。。。

SVXYはともかく、米国VIは比較的扱いやすい商品だと考えているので、今は少ない建玉で練習しつつ、将来的には不労所得の一翼を担ってもらおうかと企んでおります。
ただし、VIXに天井がないリスクを考えると、サテライト的な位置付けのほうが適切かと思います。

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5ヶ月にわたって米国VIをショートした記録は以下の通り:

米国VIで空売りのチャンスを掴めるのは一瞬のこと。
とりあえず↓で口座を開設して「その時」を待つのです:
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