2020年3月:スワップからの不労所得

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2020年3月のスワップ結果

通貨はトルコリラ(TRY)のみで1504円でした(色付きの行)。
1ヶ月あたり1000通貨をレバレッジ1倍で買い増しています。

上の表は過去1年間の推移を示しています。

所持数は18000通貨。
1年前は7000通貨で2515円、それが今では倍以上の通貨数でも当時の6割程度のリターンに減りました。

トルコの政策金利は順調に減っており、スワップポイントも減っていますので仕方ないですね。
ただ、政策金利に忠実に比例するわけではなく、以前よりスワップポイントは渋り気味ということもあります。

年利換算レベルでは2月とほぼ変わらず5.7%ですので、もはや高金利通貨とはいえないでしょう。
とはいえ日本円で預金するより遥かにマシですが。

2018年10月以降に発生したスワップポイントを月ごとのグラフにまとめました:

ピークは2019年3月でしたね。
エルドアン大統領がヤケクソの通貨防衛を実行したころで、1000通貨あたり65円とかいうクレイジーな利回りでしたっけ。

同期間の累計スワップの推移のグラフを重ねてみましょう:

毎月のリターンは減っているものの、コツコツ続けていれば着実に増えています。
ひと月1万通貨ぐらい積み立てれば高校生ぐらいのお小遣いにはなるだろうけれど、トルコリラの不安定さは定評があるので、メイン投資にはしにくいですね。

TRYのチャート(過去1年)

過去1年間のチャートを示します。
オーバーレイしている部分が3月の範囲です。

コロナ・ショックに振り回された3月はでついに16円台に突入しました。
しばらくは16円台が定位置になるかもしれませんね。

ただレバ1倍だとロスカットの恐れが基本的にありませんので、心は乱されず淡々と積み立てることができます。
リターンは少ないですけどね。

スワップカレンダー

△はマネックス証券で取引しているので、以下はマネックス社のレートです(1000通貨あたり):

3月は2~3円で推移しています。
下がったとはいえトルコの政策金利は9.75%。
もう少し出してくれてもいいんじゃないかな?

今後の予想

コロナ・ショックはトルコは完全にとばっちりですが、地政学的リスクは解消されていないので、トルコリラに強さが戻るきっかけはなさそうです。

政策金利はようやく10%を下回り、エルドアン大統領がまず目指していたところまでやってきました。

トルコの政策金利の推移
それ以前:24%
2019/7/25:19.75%
2019/9/12:16.5%
2019/10/24:14%
2019/12/12:12%
2020/1/16:11.25%
2020/2/19:10.75%
2020/3/17:9.75%
これでトルコ経済は復活するというのがエルドアン大統領の言い分なのですが、シリアとの戦争をはじめ良いニュースはありませんので、総合的にみて、トルコ経済が復活して安定したリラが戻る道筋は全く見えていません。

今後行うこと

2020年も月1000通貨の積立は継続しています。
リラ安のおかげで現在は1000通貨あたり16000円で購入可能。

スワップ狙いもあるけれど、長期に続けた結果がどうなるのかも興味があるので、この程度の金額なら続けていこうと思います。

レバレッジ1倍ですから利子が高い貯金感覚ですね。

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