2020年12月:スワップからの不労所得

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2018年以来、トリコリラへの積み立て投資を実施中。
いわゆる高金利通貨でのスワップポイント狙いの投資ですが、高金利通貨はリスクと隣り合わせのため、レバレッジ1倍でロスカットを避ける運用です。

2020年12月のスワップ結果

通貨はトルコリラ(TRY)のみで2606円でした(色付きの行)。
1ヶ月あたり1000通貨をレバレッジ1倍で買い増しています。

上の表は過去1年間の推移を示しています。
今月は1月以来の二千円台を回復です。

所持数は27000通貨。
年利換算のリターン率は、7.2%。
ついに、今年1月以来の7%台に達しました。

ちなみに、投入金43万円に対して、現在の時価は約37万円。
まだ投入額に届かず含み損の状態ですが、改善傾向が続いています。

含み損があるとはいえ、お小遣いを投入する感覚の趣味的な投資でもありますので、それなりに楽しめていますが。

2018年10月以降に発生したスワップポイントを月ごとのグラフにまとめました:

今月はスワップ投資黄金時代を彷彿させる結果ですが、保有通貨数自体毎月1000ずつ増えていますので、年利換算率で見なければ適正に評価はできません。

同期間の累計スワップの推移のグラフを重ねてみましょう:

今月は予想より結果が良かったため、5万円を突破できました。
いずれ突破できるものなので、感慨はないものの、ここまで本当に長かったなあというのが正直な感想です。

スワップの年利換算も以下に示します(レバレッジ1倍):

条件はレバレッジ1倍ですので、銀行の普通預金を想定すれば良いでしょう(ただし元本が増えたり減ったりするトンデモ銀行)。

今の人にはピンと来ないかもですが、スワップポイント狙いの投資が全盛期だった頃は、年利20%超えも当たり前だったんですよ。

スワップポイントだけで生活なんてなのを狙って、トルコリラに全ツッコミしたら、トルコリラが暴落、肝心のスワップポイントのリターン率も暴落のダブルショックで、現在トルコリラのスワップ狙いの投資って下火になってるんじゃないかなあと思います。

△は逆張り付きですし、そもそも毎月1〜2万円程度の投資で、しかもレバレッジ1倍なので、無心になってトルコリラへの投資を続けています。
この程度の投入額で、今後どうなるか気になりますし。

スワップカレンダー

△はマネックス証券で取引しているので、以下はマネックス社のレートです(1000通貨あたりのスワップポイント):

今月は2.5円程度での推移で、ここ1年の地獄のようなレートと比較するとかなり優秀です。
年末年始は流動性の低下もあって、さすがに激減していますが。

TRY/JPYのチャート(過去1年)

過去1年間のチャートを示します。
オーバーレイしている部分が今月の範囲です。

ここにきて、一旦下げ止まっています。
米国との関係が悪化して、良いニュースはないと思いますが、政策金利を立て続けにあげたことが影響しているのかもしれません。

今後の予想

さて、リラの下落が継続中です。
トルコの政策金利は以下の通り一貫して下がり続けていましたが、リラ防衛のためには利上げの選択肢しか残っていないでしょう。

トルコの政策金利の推移
それ以前:24%
2019/7/25:19.75%
2019/9/12:16.5%
2019/10/24:14%
2019/12/12:12%
2020/1/16:11.25%
2020/2/19:10.75%
2020/3/17:9.75%
2020/4/22:8.75%
2020/5/21:8.25%
2020/9/24:10.25%
2020/11/19:15%
2020/12/24:17%
2020年9月以降断続的に利上げが実施されており、現在17%になっています。
インフレ率の改善は見られないものの、GDPには良い数字が現れているので、最悪期は脱しつつあるのかもしれません。

ただし、トルコ自体や米露との関係を含め、地政学的な不安定性から、リラ及びそのスワップポイントも不安定な状況が続きそうですね。

今後行うこと

利上げが実施されたものの、スワップポイントの上昇はまだまだ鈍い状況。
期待しすぎず、淡々と月1000通貨の積立をレバレッジ1倍で継続しています。

今のレートなら、レバレッジ1倍でトータル5年継続したとしても120万円程度の投資なので、失敗したとしても痛くも痒くもありません。

今の状況でトルコリラに投資する人は余程の変わり者なので、逆張り気質の自分としては続けたくなるのですよね。
まあ宝くじ感覚で楽しんでやってます。

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