2019年7月:トラリピからの不労所得

2019年7月のトラリピ結果

保有ポジションはAUD/JPYとCAD/JPYのロング、EUR/JPYのショートです。
リターンは8070円でした。
詳細は以下の通り:

毎月微減してついに1万円を切ってしまいました。
年利換算は4.8%。
動かない相場ではこの程度の結果しか出ないんですよね。
それでも5%弱のリターンとは市中銀行の5000倍の利回りなんですよ。

7月は6月末にG20が終了した安堵感から円安に一瞬動きました。
ところがその効果も3日と持たず逆戻り。
全く動かない相場が続いていると見せかけて、月末にドカンと円高へと舵を切りました。
最悪ですねぃ。

とくにユーロは他の通貨ペアが踏ん張っている中、ひたすら下落し続けるというていたらく。
おかげでEUR/JPYの売りポジションではそれなりの利益を確保できました。
この売りポジションがなかったら利益は半減でしたし、擬似的な両建てはそれなりの価値はあります。

実質レバレッジは1.51倍。
当面の目標である1.5倍にほぼフィット。
投資効率と安全性のバランスからいって、理想的な状態です。
あとは相場が反転するのを待つのみですが。

含み損は6月末より若干増えておよそ12万円です。
投資資金の割合にして6%弱。
まだまだ安心できるレベルですね。

この含み損は今後相場が反転した時に、利益へと生まれ変わりますのでノープロブレム。

ただ、昨年のクリスマスショックの頃より1.5倍の含み損なんですよね。
株式市場はあの頃より悲観的な雰囲気ではないのだけれど、ここまで円高が進むとは、相当リスクオフのスイッチが入っているのかもしれず、反転はまだまだ先のことかもしれないです。

ここまでの結果

トラリピ開始以降の毎月の利益をグラフにしてみました。

2019年の後半戦がスタートです。
だんだん相場の動きが小さくなってきているのが気になりますが、ここで何かしら爆発的に動くことを期待ですね。
トラリピは相場が動いてこその投資なので気長に待つとしましょう。

累計利益と含み損の推移を重ねてみます。

累計利益はほぼ12万円に届こうというところ。
まだまだ含み損と綱引きしている状態ですが、こういう時こそ我慢のしどころ。

無謀なリスクをとってポジションを増やしたり、諦めて資金を引き揚げるなどの愚行は行わず、リスクとリターンのバランスを考えつつ堅実に続けていきたいですね。

各通貨ペアのチャート

各通貨ペアの直近3ヶ月チャートを振り返ってみます。
オーバーレイして明るい部分が7月に取引した範囲を示します。

AUD/JPY(ロング)

期間中の決済回数:3回
確定利益:2674円

今月は約3円の幅で値動き。
反発したのは7月最初だけで、この部分だけでしか決済できませんでした。

3ヶ月単位でみても、ほとんど反発することなく右肩下がりなので、買いポジションとしては利益を出しにくいんですよね。
かといって売りポジションは持ちたくないですね。
トラリピは反対ポジションのマイナススワップがえぐいですし。

7月末の急落は米国の利下げや対中追加関税発表などによるもの。
この動きはカナダドルとユーロにも当てはまるのですが、豪ドルの反発力のなさと中国絡みの円高であることを考慮すると、このレートでの固定/さらなる下落が心配です。

CAD/JPY(ロング)

期間中の決済回数:4回
確定利益:2341円

豪ドルと違って上下を繰り返して比較的ボックス相場ですね。
ただ、7月は1CAD=83JPYが天井で、ほとんど動きのない相場でした。

7月末の急落は豪ドルと同じ理由。
ただ、こちらはオーストラリアと違って、中国より米国の影響を受けやすいので反発することに期待ですね。

EUR/JPY(ショート)

期間中の決済回数:6回
確定利益:3055円

3/28に追加設定したEUR/JPYショートです。
当初は4月限定のつもりでしたが、5月以降も利益を出せそうなので引き続き設定し続けます。

6月末のG20終了後の反発は他の通貨ペアに比べると小さいものでしたね。
EU全体が経済的に不調ですし、ブレグジットという問題を抱えているので、ユーロ高になる素地はないです。
ただ、ひたすら続くユーロ安はショート取引では決済をもたらすので悪くはないのですが。

現在のポジションとトラリピ設定

2019年7月末現在、3通貨(AUD/JPYとCAD/JPYのロング、EUR/JPYのショート)を運用しています:

合計37000通貨を保有。
6月末が39000通貨でしたのでほぼ変わらず。

豪ドル含み損が解消しませんね。
円高が続く限りこの状況は解消しないのですが、個人でできることは何一つありません。
ただひたすら待つだけの簡単な仕事。

あえて対策といえば複数の通貨ペア、反対方向の売りポジションを持つなど、事前に準備しておくことですね。
強烈なリスクオフの際はなにをやっても円高なので無駄ですが、それでもダメージを軽減できます。

現在の設定状況は以下のとおり:

ポジションサマリののデータを取った時期と少し違うので、保有ポジション数と損益のデータは異なりますが、レンジ/最大ポジション数など設定の参考まで。

緑枠で囲っているのがメインで稼働中の設定です。
豪ドルの含み損が大きいのは、トラリピを開始した時点の豪ドルのレートが設定レンジの高値に近かったから。
たしか設定レンジ:1AUD=70~85JPYで、開始したのが1AUD=80JPY以上だったはず。

もし初期の含み損が精神的に辛い場合、設定レンジの低値でトラリピを始めるのがいいですね。
例えばAUD/JPYで、設定レンジを1AUD=70~85JPYとする場合、1AUD=70JPYに近い値で開始すれば良いですね。

今後の予想と行うこと

7月末(米国時間)にまさかのトランプ砲で円高スイッチが入ってしまいました。
CAD/JPYは割と早い反発がありそうなのですが、AUD/JPYとEUR/JPYは無理でしょうね。

なにかあったらとりあえず円高。
世界最強の債務者である日本の宿命だけど、毎度毎度うんざりですね。
もし裁量取引をするならば、相場が読みやすくて助かるといえば助かるけれど。

トラリピが気になるな〜というかたはこちら:
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