2020年12月のトラリピ結果
保有ポジションはAUD/JPYとCAD/JPYとNZD/JPYのロング、EUR/JPYのショートです。
リターンは12334円でした。
詳細は以下の通り:
上の表では過去13ヶ月分のデータに絞っています。
今月も成績は振るわず、9、10、12月が2020年のワースト3になりました。
世間的に為替が安定しているのは良いことですが、トラリピ的には苦しいですね。
これまでのデータから読むに、レバレッジ2.5倍以上だと投資成績は良い傾向にあります。
今年は秋以降本当に動きのない落ち着いた為替情勢でした。
ここまでの結果
レンジアウトしていたEUR/JPYに新たなトラリピを追加して、4通貨ともレンジ内での値動きになっています。
ただ、値動き自体が小さいため、決済回数は稼げませんでした。
まあ、値動きさえあれば利益を出せますので、為替市場の波乱待ちといったところです。
この半年、含み損は35万円前後を行ったり来たりして安定しています。
このことからも、為替に動きがないこと、そして利益の増加がゆっくりペースであることの証明になります。
各通貨ペアのチャート
各通貨ペアの直近1年間のチャートを振り返ってみます。
水色でオーバーレイしている部分が2020年12月を示します。
AUD/JPY(ロング)
利益幅:400円(決済トレールあり)
期間中の決済回数:7回
確定利益:3387円
今月は約3円の幅で値動き。
じりじりと右肩上がりで、過去のポジションの含み損もかなり解消してきました。
CAD/JPY(ロング)
利益幅:400円(決済トレールあり)
期間中の決済回数:7回
確定利益:4015円
こちらは2円の値動き。
1ヶ月ずっとレンジ内に止まっているものの、値動き幅が小さすぎるため、利益には繋がりにくいですね。
なお、AUDやNZDに比べて、円高傾向が強いです。
これはUSDと連動してるっぽいですね。
NZD/JPY(ロング)
利益幅:400円(決済トレールあり/なし)
期間中の決済回数:9回
確定利益:3743円
こちらは約2円の幅での値動き。
こちらも値動き幅が小さいため、なかなか利益確定につながりませんでした。
なお、このペアのみ決済トレールはあり/なしの両方を設定しており、どちらが優れているのか検証を行っています。
EUR/JPY(ショート)
利益幅:400円(決済トレールあり)
期間中の決済回数:3回
確定利益:1189円
値動きの幅は約3円程度。
ただ、月初に値上がりしたのちはほぼ動きがなかったため、ほとんど決済されませんでした。
なお、123.5〜130円のレンジは今月新たに設定したものです。
ですので、今後値動きがあれば利益に結びつくことでしょう。
現在のポジションとトラリピ設定
2020年12月末現在、4通貨(AUD/JPY、CAD/JPY、NZD/JPYのロング、EUR/JPYのショート)を運用しています:
合計73000通貨を保有。
先月末より4000通貨減少しています。
有効証拠金(時価額)は投入額300万円を上回り322万円。
含み益の状態になっています(つまり、今決済すると黒字)。
設定状況は以下のとおり:
EUR/JPYに123.5〜130円のレンジを追加しました。
証拠金の状況は以下のとおり:
預託証拠金(実際にトラリピに預けている額):353万円
差し引き:-85万円
つまりあと85万円証拠金を追加入金すれば、設定した全ポジションを持ったとしてもシミュレーション上は安全です。
なお、ポジションはクロス円のみのため、必要証拠金は「買い」あるいは「売り」の合計のうち、いずれか高額なほうだけを採用するのが実質に即していると判断しています。
(先進国通貨と日本円のペアの場合、どの通貨でも長期的に似たような値動きをすると想定する場合)
ただ、例外も起こると考えて、ロング・ショート合計の証拠金を預けることができるよう、キャッシュは準備しています。
(EUR/JPYのみ円高となり、そのほかのクロス円ペアが円安になるという現象もありえなくはない)
今後の予想と行うこと
現在4通貨ともレンジ内に収まっており、値動きさえあれば利益を出せる状況です。
追加入金については、複利効果を利用して50万円程度と考えていたものの、FTSE100を決済して発生したキャッシュもあるので、100万円程度に変更予定。
追加レンジの設定は現在検討中なものの、大きな値動きがあってからでも遅くないかなと。
いずれにせよ、過度なリスクはとらず、リーマンショック級の円高にも耐えうる設定になる予定です。