「トラリピ1クリック」を試してみました2:2019年4月1日号

 

2018年6月よりトラリピ(マネースクエア社が提供するFXの自動売買)を運用している管理人。
予想よりも実質レバレッジが低い状態での運用が続いています(だいたい1倍以下)。
それは低リスクな運用を実施している証ですが、同時に投資効率の低さの表れでもあります。

追加注文で実質レバレッジをもう少し上げて、投資効率を高めたいと思いつつも、どのような設定にするか迷っていました。
ということで、マネースクエア社が定期的に提案しているトラリピ1クリックを試してみることにしました。

前回(第1回)はUSD/JPYのショートで無事利益を出して逃げ切ることができました。

今回は2回目です。
さて、今回も第1回同様に成功するのかな?

トラリピ1クリックとは?

マネースクエア社がトラリピの利用者向けに提供しているサービスの一つです。
その時々の相場環境に合わせて、トラリピの発注設定を提案してくれます。

通常、毎月2回、各回3通りの設定モデルが提供されています。
ただし、相場状況によっては頻度やモデル数は変わることもあるそうです。

あと当たり前ですが、トラリピ1クリックの設定に従ったからといって、必ずしも利益を得られるとは限りません、とのこと。
トラリピまでたどり着く投資家にとっては分かりきってることだと思いますが、いちおう明示しておかないとトラブルになりかねませんしね。

投資戦略というのは、どうしても自分の性格が反映されやすいもの。
そしてそれは偏った戦略に陥りがち。
より多様な戦略を学ぶためにも、このようなサービスを利用するのは良いことだと思います。

今回選んだモデル

今回はEUR/JPYの売りのモデルを選択しました。
右側の発注内容確認を選択すると発注内容が確認できます。

じつは2019年3月1日号にもEUR/JPYの売りのモデルはあったのですが、さすがに2つ同時は予算的に無理だったので見送っていました。
USD/JPYと違って、売りでもマイナススワップが発生しないのはありがたいですね。

その発注内容は以下のとおり:

マネースクエア社によると、この設定を勧める理由は以下のとおりです:

ちなみに想定資金とされる100万円は入金しません。
なぜなら、今回の目的は実質レバレッジを上げ、もう少し投資効率を高めること。
ここで追加入金をするとその検証ができなくなってしまいます。

上のチャートを見て気づいたのですが、発注レンジは現在の価格が中央になるように設定しているのですね。
USD/JPYの時もそうでした。

個人的には、売りなら発注レンジの上限寄り、買いなら下限寄りからスタートしたいのですが、基本は中央値からスタートせよということでしょうか。
管理人の好みより、データに基づいた信頼できる設定なので、設定をいじることはしませんが。

発注

発注はとても簡単です。
発注内容の画面の下部に、1クリック発注設定(トレード画面が開きます)というボタンがあるので、それを選択します。

するとトレード画面に移り、発注内容が確認できます。
右側のチャートでは、現在のレート/発注レンジ/ストップロスが一目で分かり、もし設定を変える場合には参考になります。

管理人は注文金額を0.2→0.1万に減らして、リスク軽減を図りました(赤枠内)。
そして、左下の確認する→を選択すると最終確認です。

こちらが最終確認の画面。

管理人が注意しているのは、左下の損失額(ストップロス価格約定時)です。
上の画面では-47600円になっていますね。
これが最大の損失額になりますので、ここを確認しながら細かい調整をしました。
注文金額を0.2→0.1万に減らしたのは、ここの損失額を50000円以下にしたかったからです。

50000円というのは、これまでの累計利益を超えないという設定です。
儲けることより失わないことを優先していますので。

ということで、すべての設定に納得したら注文するを選択して設定完了。
たしかに簡単ですね。UIも直感的に分かりやすいです。

一般的に、為替にしろ株にしろ、買い(ロング)から入るより、売り(ショート)から入る方が難しいとされています。

ただ、個人投資家がロングで焼き払われ、ヘッジファンドがショートで儲けていることから分かる通り、当たれば大きいのも事実です。
チャートはコツコツ上がってドカンと下がることが多いので、相応の経験と能力があればショートの方が儲かるのですよね。

そういう傾向があるので、手仕舞いするときも迅速な判断が求められますね。
これがなかなか難しく、個人的にショートは難しいなあと実感しています。
「トラリピ1クリック」も2回目なので、今度は手仕舞い(決済)に失敗しないように頑張ります。

重要日程としては、4/30〜5/1にFOMCが開催、5/3に米国雇用統計発表があります。
ユーロ相場も無縁とはいかないでしょから、予定通り4月中に決済するか、5月にするかちょっと悩んでいます。
それなりの結果が出ていれば、欲張らず4月中が良いと思いますが。

運用結果

2019年5月6日に運用を終了しました。
結果は以下のとおり:

リピート回数:11回
確定利益:5670円
決済時損益:-230円
スワップ:14円
合計損益:5454円

運用期間中のチャートは以下の明るい部分(3/28~5/6)

マネースクエア社が予想したストップロス(1EUR=127JPY)が完璧で、4月中旬以降に順調に利益を重ねることができました。
さすがにできすぎだろうと思いますが、運も味方したのかな?

そして、トランプ大統領が対中関税の引き上げをツイートした際の窓開け(上のチャートの緑丸)で見切りをつけ、最小限の含み損で全決済して取引を終了しました。

ということで逃げ切りも95点ぐらいの出来だったと思います。
トラリピ1クリックは1ヶ月程度が目安と言われてますが、ベストのやめ時はマネースクエア社も教えてくれませんしね。

リピート・決済の履歴

取引の前半期間はジリジリ上がるユーロにやきもきしていました。
ただ、後半になると一転、円高に振れたので決済がどんどん進みます。

とどめは5/6のトランプ大統領の対中関税引き上げのツイート。
彼はいつもいい仕事をしてくれます。
ここでしっかりポジションを整理できて綺麗にゴールできました。

今回の「トラリピ1クリック」は、レンジの上限(ストップロス)の予想がパーフェクトでした。
そして、その後の円高のシナリオも理想的で、マネースクエアの中の人は一体何者なんでしょう?。
感想としては星★★★★★です。

これで「トラリピ1クリック」は2回連続で成功しています。
思っていたよりなかなかやるじゃんか。。。

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