2020年4月のトラリピ結果
保有ポジションはAUD/JPYとCAD/JPYとNZD/JPYのロング、EUR/JPYのショートです。
リターンは22178円でした。
詳細は以下の通り:
過去データが増えてきたため、過去1年分のデータに絞っています。
先月は利益爆増でしたが、今月は目標(年利換算8%)をちょっと上回る程度成績でした。
それでも(1.5~2倍を理想とする自分としては)高い水準をキープしています。
3月はやはり特別だったようで、コロナ・ショック前の水準に戻りました。
それでも2020年に入って以降、目標の8%以上を維持し続けているので、今のところ今年はトラリピの当たり年かもしれません。
ここまでの結果
今月は緩やかに円安に振れたのですが、それでも上値が重く、AUD/JPYとCAD/JPYはレンジアウトしたままで決済はありませんでした。
NZD/JPYは時々下限レンジ周辺をうろうろしていたので、若干の決済が実施されました。
ただ、EUR/JPYはショートで仕掛けているので安定して決済されています。
ロング・ショートいずれかだけのポジションでは安定して利益を出すことは難しいですね。
今回のコロナ・ショックではそのことを身をもって体験しました。
累計利益は34万円を超えました。
着実に増やして、ロスカットレートを少しでも遠くしたいものです。
含み損は20万円減り約52万円に。
ひとまず最初のピークは過ぎ去ったようです。
今後さらに減るのかは未知数ですが。
各通貨ペアのチャート
各通貨ペアの直近1年間のチャートを振り返ってみます。
オーバーレイして明るい部分が2020年4月に取引した範囲を示します。
AUD/JPY(ロング)
利益幅:400円(決済トレールあり)
期間中の決済回数:0回
確定利益:0円
今月は約6円の幅で値動き。
とはいえ設定レンジ(赤色の部分:70~85円)を外れているので、新規のポジション獲得・決済ともにありません。
なおグラフには現れませんが、今月からロングポジションにもマイナススワップが発生しています。
世界的に金利を大幅に下げていますから仕方ないですね。
CAD/JPY(ロング)
利益幅:400円(決済トレールあり)
期間中の決済回数:0回
確定利益:0円
こちらは3円の小幅な値動き。
こちらもレンジアウトしているので利益は出ません。
USD/JPYとの相関があるのか、AUD/JPYのように値は上昇せず、77円前後を行き来しています。
NZD/JPY(ロング)
利益幅:400円(決済トレールあり/なし)
期間中の決済回数:10回
確定利益:6835円
こちらは約3円の幅での値動き。
レンジ下限の65円前後を行き来してハラハラさせますが、しぶとく10回リピートしています。
なお、このペアのみ決済トレールはあり/なしの両方を設定しており、どちらが優れているのか検証を行っています。
EUR/JPY(ショート)
利益幅:400円(決済トレールあり)
期間中の決済回数:26回
確定利益:15343円
値動きの幅は約4円程度。
円高方向と思いきや、4/30に急騰しています。
為替とはつくづく読めないものです。
ロングポジションが苦戦する中、コツコツと利益を重ねてくれています。
現在のポジションとトラリピ設定
2020年4月末現在、4通貨(AUD/JPY、CAD/JPY、NZD/JPYのロング、EUR/JPYのショート)を運用しています:
合計101000通貨を保有。
1月末が107000通貨でしたので、6000通貨の減少ですがほぼ変わらずと言えるでしょう。
設定状況は以下のとおり:
証拠金の状況は以下のとおり:
預託証拠金(実際にトラリピに預けている額):334万円
差し引き:-429万円
つまりあと429万円証拠金を追加入金すれば、設定した全ポジションを持ったとしてもシミュレーション上は安全です。
ただ、必要証拠金は「買い」あるいは「売り」の合計のうち、いずれか高額なほうだけを採用するのが実質に即しているでしょう。
(先進国通貨と日本円のペアの場合、どの通貨でも長期的に似たような値動きをすると想定する場合)
ということで、実質的な証拠金の状況は以下のとおりでしょう:
預託証拠金(実際にトラリピに預けている額):334万円
差し引き:-79万円
ということであと79万円証拠金を積み増しすれば万全ということです。
ただ、例外も起こると考えて買いと売りの合計で算出しています。
(EUR/JPYのみ円高となり、そのほかのクロス円ペアが円安になるという現象もありえなくはない)
今後の予想と行うこと
さて、現在AUD/JPYとCAD/JPYの2ペアはレンジ下限外れています。
しかしAUD/JPYはレンジ内への復活が近い位置まで値上がりしています。
また、NZD/JPYもレンジ加減の65円前後を行ったり来たりしています。
このまま放置して、EUR/JPYショートでコツコツ決済を重ねつつ、他の3通貨がレンジに戻るのをひたすら待つ戦略を当面取ります。
追加ポジションをとってレンジを広げる方針もありますが、株式相場の暴落に比べて、円高の動きが鈍い気がして、まだまだ超円高になる余地を残しているのでは?と疑っているのです。
(リーマン・ショック時、円高は遅れてやってきました)
追加ポジションを取らないことは機会損失になるかもしれませんが、今は生き残ることを優先して安全策を取ることにします。
追加証拠金の投入と追加ポジションの判断は今秋以降になるかなとイメージしています。