トライオートETFとはCFDの一種で、ETFを自動売買する投資商品です。
ETFといえばWealthNaviのように、長期ホールドして将来の値上がりを待つ投資法もありますが、それに対して、トライオートETFでは短期間に売買を繰り返します。
基本的に「上昇相場&ロング取引」で強みを発揮しますが、下落時にも利益を拾えるように自動売買の設計がなされています。
CFDなのでレバレッジもかけられ、相場急変時のリターン率は実に優秀です。
2020年6月のトライオートETF結果
(直近12ヶ月のデータを提示しています)
先月と同じく、両建ての「売り」のいくつかが決裁されたため、「買い」の決済と相殺されて利益は少なめになっています。
また、そろそろ天井に価格が近づいてきたため、ポジションを「ヘッジャー」のみに絞っているので、総合的に利益は少なめです。
ナスダックトリプル100はいくつかのタイプがあるのですが、「ヘッジャー」は暴落時に利益が出るように、ショートのポジションも持ちます。
ただロングと異なり、ショートには損切り設定がされているので、一定幅値上がりすると自動で損切りになります。
ナスダック指数は基本値上がりする銘柄なので、損切り設定は必要ですから、仕方ないですね。
この損切りが気になる方は、「ヘッジャー」ではなく、ロングだけの「スリーカード」にすればいいですね。
さて、ヘッジャーの「売り」は稼働停止しており、残ったポジションもあと2つだけ。
ということで、6月以降は、価格の上昇が続けば、利益が今月より多くなるはずです。
そして、タイミングのいいところで全決済して一旦逃げておこうかなとも考えています。
コロナ・ショック前の最高値に近づきつつあり、少し調整が入るかもしれませんしね。
毎月の損益に累積損益のグラフを重ねてみます。
コロナ・ショックによる利益はこれで一段落と考えています。
大きく設けることはできなかったものの、ポジションを持つタイミング、逃げるタイミングなど、良い練習になりました。
ナスダックトリプルは、コロナ・ショックほどの大きな暴落〜回復時でなくても、「トリプル」の名に恥じないボラティリティの大きな値動きが特徴ですので、今後もチャンスがあるでしょう。
ナスダック100トリプルのチャート
過去1年分のチャートです。
いよいよコロナ・ショック前の最高値まであと一息です。
これが金融緩和の威力ですね。
現実世界はパニックになっていましたが、相場は別物、ということを証明しています。
今後の予想
コロナ・ショックによる実世界のパニックと相反して、ナスダックを含む株式市場は好調なようです。
実体経済と全くリンクしていない原因は各国政府が投入する緩和マネーによりますが、リーマン・ショック時の対応への反省を踏まえていることは間違いありません。
となると、リーマン・ショック時に到来した二番底や三番底はやってこないかもしれません。
ただ、コロナ・ショック前の最高値に達した後は、調整を警戒しておこうと思います。
今後行うこと
現在のポジションは直近の最高値に戻るまでホールド。
念のため、全決済でポジションを解消しておこうかと思います。
その後、価格が再暴落した場合は新規でポジションを追加。
トライオートETFは基本的にスイングトレードのセンスがあればなお良しですので、センスを磨いていきたいですね。
第2次コロナ・ショック、米中の対立、予想外のアクシデントなどなど、チャンスは何度もやってくるので、焦らずベストタイミングでポジションを取りたいです。