2020年1月:つみたてNISAの成績

つみたてNISAは毎月の配当はありませんが、毎月月末に成績を振り返っていきます。
WealthNavi/iDeCoとともに、トラリピ(FX)のリスクヘッジという役割で投資しています。

2020年1月の結果は以下のとおり:

過去データが増えてきたため、今月から過去1年分のデータに絞っています。

1月は3万円の積み立てを実施。
つみたてNISAは2年目に突入しました。

総合損益は約+9.8%です。
米国株の指数であるS&P500が好調なのは当然として、ひふみプラスも遜色ない成績です。

個人的には投資開始の前半(10〜15年)は低価格で積み立て、後半(10〜15年)はぐんと価格が伸びることを期待しています。
もちろんその方が複利効果を最大限活かせますので(詳細は以下の記事)。

その意味では、2019年後半、とくに10~12月は高値掴みだったかなあと思います。
ただ、こればかりはコントロールできないので淡々と積み立てするのみです。

つみたてNISA開始以来の積み立て額と評価額をグラフで示します。

グラフでも明らかですが10~12月の株価上昇は評価額の上昇に貢献していますね。
そろそろ調整が来ても良い気がするのですが。

△は月3万円(ボーナス時6月&12月:5万円)の積み立てを「eMaxisSlim S&P500」と「ひふみプラス」の2つの投資先に均等に投資しています。
米国を代表するインデックス vs 日本のアクティブ投資といった戦いです。

両者のこれまでの戦績は以下のとおり:

1月のコロナ・ショックに対する耐性が、日本より米国の方があることが明らかです。
やはり日本株の力弱さがなかなか浮上できない原因なんでしょうね。
実にもどかしいものです。

さて、つみたてNISAは2018〜2037年の間、毎年40万円までが非課税という太っ腹の制度です。
月々3万円ちょっとなので、無理なく開始できる投資だと思います。

さらに、終了年を投資開始年から20年後に改正する方向だそうです。現在はいつ開始しようとも2037年までなので、実現すれば多くの人にとって朗報ですね。

各投資は、投資した年から20年間非課税ですので、少額とはいえありがたい優遇制度です。
そして、最近の商品ラインナップは低コストの優れた商品も多いので、初心者にも優しい投資だと思います。

また、公的年金だけでは長生きリスクに対処できないことは明らかになってきましたので、自分で年金作りは必須項目になりつつありますし。

つみたてNISAは「非課税」「低い手数料」というアドバンテージがあるので、積立型の投資の入門には良い選択だと思います。

また、リターンは低くとも、低リスクで時間をかけて増やす商品がほとんどですので、初心者向きといえるでしょう。

iDeCoは掛金が非課税ですが、60歳まで引き出すことができず、そこにハードルを感じる人もいるでしょう。
それなら、まずはつみたてNISAから始めてみるのもいいと思います。

ところで、△が積み立てている「eMaxisSlim S&P500米国株式」は2019年10月から手数料が大幅に値下げされています:

おそらく「SBI・バンガード・S&P500」に対する対抗処置ですが、さすが業界最小手数料を目指すというだけあります。
ともあれ、こういう競争は消費者側としては大歓迎ですね。

なお、△は「eMaxisSlim S&P500米国株式」をSBI証券で購入していますが、もちろん「SBI・バンガード・S&P500」も選択可能です。

今は乗り換えるほどの差はないのでそのままにするつもりですが、SBI証券は低い手数料の商品が豊富でありがたいことです。

SBI証券[旧イー・トレード証券]