2019年8月のトラリピ結果
保有ポジションはAUD/JPYとCAD/JPYのロング、EUR/JPYのショートです。
リターンは17844円でした。
詳細は以下の通り:
今年1月以来の好成績で、月利換算のリターン率も10%を超えました。
ただ、1月のリターンの多くがフラッシュクラッシュの反発円安における決済に対し、今回は円高進行によるショートポジションの決済によるものという違いがあります。
そのため、円高によってロングポジションには含み損がじわじわ増えてきており、時価残高はかなり下がってきています。
とはいえ実質レバレッジは2倍程度とまだまだ余裕はありますが。
実質レバレッジの目標は1.5倍に設定していたので、今はやや含み損が想定より大きい状態。
ただ、すべての注文が成立したとしても最大レバレッジは3倍にしかならず、そもそも注文時のレートの関係上、すべての注文が成立することはありえないため、今後急激に実質レバレッジが上がることはないでしょう。
やはり余裕のある設定にして良かったと思います。
あとは相場が反転するのを待つのみですが、今回はなかなか長期戦になるかもしれません。
含み損は7月末の2倍弱の約23万円です。
投資資金の割合の11%となり、過去最大になっています。
この含み損は今後相場が反転した時に、利益の源になりますので期待しましょう。
今は円高ムード一色ですが、その通り為替レートが動くとは限りませんので。
果報は寝て待てですね。
現在CAD/JPYがレンジアウト(トラリピの注文範囲からレートが外れていること。)しているため、新規のポジションが持てないんですよね。そのため、今後円高がさらに進めば、増え続ける含み損を指をくわえて見ているだけの状態になります。
一応対策は考えていて、そのための資金も準備済みです。
ここまでの結果
今月から各通貨ペアごとに色分けして、積み上げ式の棒グラフにしました。
これでよくわかるのですが、2019年3月以降にショートポジション(USD/JPY、EUR/JPY)を持つようにしたのですが、それらのおかげで円高傾向にもかかわらず利益を維持しているんですよね。
ロングポジションだけだとかなり苦戦していたと思います。
とくに円高の進行が鮮明になり、1USD=105JPYを切るようになった8月は、EUR/JPYのショートポジションだけで利益の半分を占めています。
累計利益は順調に増えています。
含み損は2018年12月、2019年5月と8月にずっしりと増えています。
12月はクリスマス・ショックによるもの。
この時は株価もがっつり下げました。
5月と8月はトランプ大統領のツイートのせいなんですよねぃ。
具体的には米中の対立が世界の不安を煽っているんですけど、トランプさんが余計なことをいうたびに円高になるってのは明らかになってきました。
とはいえ、レバレッジをかけている場合、含み損は急激に増えますが、急激に減ることもありますので、それほど気にすることはないでしょう。
でも実質レバレッジ2倍ちょっとでもこれなんですから、もっと高レバレッジで取引している人は気が気ではないんじゃないかなあ。
各通貨ペアのチャート
各通貨ペアの直近3ヶ月チャートを振り返ってみます。
オーバーレイして明るい部分が8月に取引した範囲を示します。
AUD/JPY(ロング)
期間中の決済回数:10回
確定利益:5794円
今月は約5円の幅で値動き。
一見下がった後停滞しているようですが、瞬間的な反発もあってか、10回もの決済が成立しています。
豪ドルはダメな子だなあと思っていたのですが、今月に限ってはそうでもなかったです。
中国が米国にいじめられて苦しい中、中国経済と相関の強い豪ドルとしてはなかなか頑張ったと思います。
CAD/JPY(ロング)
期間中の決済回数:5回
確定利益:2613円
こちらは約4円の幅で値動き。
豪ドルと似たような値動きですが、決済回数も金額も半分程度です。
値動きの幅が1円小さいだけでも影響はあるのかもしれません。
FXは差金決済ですから、値動きの幅が大きい方が有利に決まっています。
あと、CAD/JPYのレンジは80JPY以上の設定なので、レンジアウトの期間が長く、それも決済が進まない原因のひとつです。
EUR/JPY(ショート)
期間中の決済回数:20回
確定利益:9437円
3/28に追加設定したEUR/JPYショートです。
設定以来最大の利益を叩き出しました。
もしトラップ感覚を0.5円ではなく0.25円にしていれば倍の利益ですが、なにせ相場は読めないものですので、そこまでリスクを負うつもりはありません。
現在のポジションとトラリピ設定
2019年8月末現在、3通貨(AUD/JPYとCAD/JPYのロング、EUR/JPYのショート)を運用しています:
合計51000通貨を保有。
7月末が37000通貨でしたのでおよそ1.5倍になりました。
豪ドル含み損が相変わらず抜きん出ていますが、加ドルもなかなか増えてきました。
円高が続く限りこの状況は解消しないのですが、個人でできることは何一つありません。
ただひたすら耐え忍ぶだけですね。
あえて対策といえば複数の通貨ペア、反対方向の売りポジションを持つなど、事前に準備しておくことですね。
強烈なリスクオフの際はなにをやっても円高なので無駄ですが、それでもダメージを軽減できます。
影響はないのですが、AUD/JPYとCAD/JPYのショートポジション(ハーフ&ハーフの片割れ)を取り消しました。
理由としては、1) 現在のレートからショートポジションになるまで相当時間がかかる、2) ショートポジション時のマイナススワップが大きいと判断、以上の2点にあります。
基本的稼働していない注文は削除してできるだけすっきりとした設定にしたいので。
ハーフ&ハーフを実施するかについてはその時になって考えればいいでしょう。
今後の予想と行うこと
相場に悪影響(円高)を与えている原因は一つに絞れてきました。
すなわり米中貿易戦争です。
どちらも引くことがなさそうなので、今回ばかりは長期戦かなと考えています。
ただ、万が一お互い妥協するようだと一気にリスクオンで円安でしょう。
円高進行時には追加ポジションを持つ予定。
ただ、円安になれば何もしなくてOK。
このようなシンプルな戦略で進めていくつもりです。