2019年6月のトラリピ結果
保有ポジションはAUD/JPYとCAD/JPYのロング、EUR/JPYのショートです。
リターンは10923円でした。
詳細は以下の通り:
5月に比べて微減、でも1万円は維持しています。
年利換算は6.6%。
今月は相場の動き的に結構厳しかったかな。
6月も5月に引き続いて円高傾向。
しかも反発に乏しい緩やかな円高進行だったので、CAD/JPYとAUD/JPYの買いポジションだけではなく、EUR/JPYの売りポジションでも苦戦しました。
とはいえ、EUR/JPYの売りポジションがなければ1万円には遠くとどかなったはずなので、この両建て的な設定は有効だということが証明されました。
実質レバレッジは1.62倍。
これは当面の目標である1.5倍に近い位置をキープしているので合格です。
あとは反発からの利確を待つばかりなのですが。
含み損は5月末の2/3ほどに減少しておよそ10万円です。
含み損は将来の利益の源ですので、これは今後の円安に期待です。
ここまでの結果
2019年も半分が終わりました。
なんだかんだで平均1万円をキープしていたんですね。
とにかく相場に動きがなく、緩やかに円高傾向なので苦しい展開なのですが、振り返ってみればそれなりに健闘していると思います。
累計利益は堅調に増え続け、11万円までもう少しのところ。
まだまだ含み損を圧倒するだけの額ではないですが、この調子で増やしていきたいものです。
含み損は10万円程度まで回復して、利益と相殺するレベルになっています。
動きとしては2018年12月〜2019年1月の回復と似ていますね。
このように含み損は増減を繰り返し、その一方で累計利益は着実に増加。
トラリピの本来の姿を形づくりつつあります。
各通貨ペアのチャート
各通貨ペアの直近3ヶ月チャートを振り返ってみます。
オーバーレイして明るい部分が6月に取引した範囲を示します。
AUD/JPY(ロング)
期間中の決済回数は2回です。
今月は約2円の幅で値動き。
この値幅での利益を出すのはかなり難しいです。
あと、反発力が弱いので決済が成立しても決済トレールの効果が発揮されることはないんですよね。
この反発力の弱さがカナダドルとの違いで、中国の影響を受けやすい豪ドルの特徴といえるでしょう。
とはいえようやく底が見えてきたかなあとも感じます。
いちおう豪ドルの買いレンジは70~85円なので、まだまだ下がっても平気なのですが。
CAD/JPY(ロング)
期間中の決済回数は10回です。
こちらもオーストラリアドルと同様に円高傾向ですが、反転して勢いよく円安になるケースがあります。
これがに豪ドルとの違いで、USD/JPYのチャートとも類似しており、決済が行われやすい動きです。
とはいえ含み損はしっかり増えたので、今後の反発に期待です。
同じ期間でも豪ドルは1回きりの円安方向への反発ですが、カナダドルでは2回の反発、しかも値幅は2.5円と豪ドルより広く、決済トレールが適用されやすい動きでした。
EUR/JPY(ショート)
期間中の決済回数は5回です。
3/28に追加設定したEUR/JPYショートです。
当初は4月限定のつもりでしたが、5月以降も利益を出せそうなので引き続き設定し続けます。
とはいえ、豪ドルの不振を埋め合わせてくれるナイスサポートでした。
現在のポジションとトラリピ設定
2019年6月末現在、3通貨(AUD/JPYとCAD/JPYのロング、EUR/JPYのショート)を運用しています:
合計39000通貨を保有。
5月末が42000通貨だったので1.5倍に増えました。
カナダドルが決済ラッシュでポジションはかなり減りました。
豪ドルはなかなか円安方向に反転しないのでポジションが決済できずにたまっています。
含み損もかなりたまったままですね。
上から1, 2, 6番目がメインで稼働中の設定です。
7番目は投資効率を上げるための追加設定。
3, 4番目も同じ目的でしたが、今は清算したいお荷物ポジションです。
トラリピ設定は「メインの設定+追加設定」という方針で進めています。
カナダドルは設定レンジ下限の1CAD=80JPYを下抜けするリスクはやや減りました。
当面80~85円の間で動いてくれると、トラリピを2倍仕掛けている設定的にありがたいのですが。
AUD/JPYは設定レンジ下限:1AUD=70JPYなのでまだまだ余裕があります。
こちらはレンジを広げる必要性はまだまだ感じません。
まあ今後の中国の復活とレートの上昇に期待しましょう。
レンジを広げることが機会損失を減らす方法ですが、それには十分な資金力が必要となります。
これが資金力がものをいうトラリピの特徴ですね。
今後の予想と行うこと
G20が閉幕して、米中貿易戦争はつかの間の休戦。
将来どうせむし返すでしょうが、とりあえず市場は安堵してリスクオンの円安傾向になっています。
おそらく7月上旬はその傾向から含み損は減ると思われますが、その後は予断を許さないですね。
なにしろ何一つ解決していないのですから。
ということで、今後も基本的に円高に振れても利益が出るようにEUR/JPYショートでコツコツ利益を積み上げつつ、一時的な円安でAUD/JPYとCAD/JPYのロングから利益を得るという疑似両建て作戦を続けていきましょう。
理想をいえばもうすこしレートに一方的な動きが出た際に予算を追加して、新しい通貨ペアの追加あるいは既存通貨ペアのポジション追加などを行いたいですね。