2020年10月のトラリピ結果
保有ポジションはAUD/JPYとCAD/JPYとNZD/JPYのロング、EUR/JPYのショートです。
リターンは8599円でした。
詳細は以下の通り:
上の表では過去13ヶ月分のデータに絞っています。
今月円高が進んだものの、ショートで仕掛けているEUR/JPYはほとんどの期間でレンジ外。
また、CAD/JPYがレンジ外に転落し、全体的に値動きが小さかったため決済はわずかな回数に止まりました。
為替の値動きが小さいためもどかしいところです。
ここまでの結果
月2万円が△の目標とする利益率(年利8%)に合致するのですが、大幅に下回りました。
長期的に見ればこういう時もありますので、あたふたせず自らのスタイルを守り続けるのがトラリピ・スタイルです。
為替の予想は難しく、3月や6月のようなボーナスステージもありますので、良い時もあれば悪い時もある、ということですね。
ただ、この継続的に利益を得るにはロングとショートの両方から利益を得る方が確実です。
低調な結果が2ヶ月連続で続いているものの、累計利益は50万円を超えました。
この50万円は、証拠金として再投資できますので、新たに投入する証拠金(現金)を減らすことができます。
これが複利効果の偉大さです。
含み損は先月とほぼ変わらず約36万円。
米国大統領選は11月。その後の動きに期待です。
各通貨ペアのチャート
各通貨ペアの直近1年間のチャートを振り返ってみます。
水色でオーバーレイしている部分が2020年10月を示します。
AUD/JPY(ロング)
利益幅:400円(決済トレールあり)
期間中の決済回数:4回
確定利益:2374円
今月は約3円の幅で値動き。
円高方向であるため、ポジションは取れたものの、利益はほとんどなしです。
CAD/JPY(ロング)
利益幅:400円(決済トレールあり)
期間中の決済回数:0回
確定利益:0円
こちらは2.5円の値動き。
下旬は急激に下落してレンジ外が確定しました。
NZD/JPY(ロング)
利益幅:400円(決済トレールあり/なし)
期間中の決済回数:10回
確定利益:4186円
こちらは約1.5円の幅での値動き。
値動きは小さいものの、円高・円安双方への動きがあったため決済につながりました。
なお、このペアのみ決済トレールはあり/なしの両方を設定しており、どちらが優れているのか検証を行っています。
EUR/JPY(ショート)
利益幅:400円(決済トレールあり)
期間中の決済回数:4回
確定利益:2039円
値動きの幅は約3円程度。
円高が進み、3ヶ月ぶりのレンジ内に復活で、決済も実施されました。
現在のポジションとトラリピ設定
2020年10月末現在、4通貨(AUD/JPY、CAD/JPY、NZD/JPYのロング、EUR/JPYのショート)を運用しています:
合計93000通貨を保有。
先月末と変わらず。
有効証拠金(時価額)は投入額300万円を上回り314万円。
含み益の状態になっています(つまり、今決済すると黒字)。
設定状況は以下のとおり:
レンジアウトして含み損が解消した設定を2つ解消して、必要証拠金を減らしました。
証拠金の状況は以下のとおり:
預託証拠金(実際にトラリピに預けている額):350万円
差し引き:-88万円
つまりあと88万円証拠金を追加入金すれば、設定した全ポジションを持ったとしてもシミュレーション上は安全です。
なお、ポジションはクロス円のみのため、必要証拠金は「買い」あるいは「売り」の合計のうち、いずれか高額なほうだけを採用するのが実質に即していると判断しています。
(先進国通貨と日本円のペアの場合、どの通貨でも長期的に似たような値動きをすると想定する場合)
ただ、例外も起こると考えて、ロング・ショート合計の証拠金を預けることができるよう、キャッシュは準備しています。
(EUR/JPYのみ円高となり、そのほかのクロス円ペアが円安になるという現象もありえなくはない)
今後の予想と行うこと
EUR/JPYがレンジ内に復活。代わってCAD/JPYがレンジ外へ転落。
今のところ、年末〜年始の証拠金追加投入を予定しているので、それまでとくに対策はせずに放置するつもり。
ロングの2通貨ペア(AUD/JPY、NZD/JPY)はレンジ内で安定しているため、こちらも現状維持。
CAD/JPYはレンジがアウトが続くようなら、1CAD=77.5を下回った際に追加トラリピの予定。
小さな設定追加・変更はあるかもしれませんが、基本的に現状維持でまったり利益をコツコツ積み重ねていこうと思います。