2020年8月:トラリピからの不労所得

2020年8月のトラリピ結果

保有ポジションはAUD/JPYとCAD/JPYとNZD/JPYのロング、EUR/JPYのショートです。
リターンは25268円でした。
詳細は以下の通り:

上の表では過去13ヶ月分のデータに絞っています。

今月上旬は値動きが小さかったためほとんど決済がなかったものの、月末に円安が進んで結果的に年利換算10%程度の成果になりました。

トラリピを開始して以来の実質レバレッジの推移をグラフにしました:
まとまった決済があった一方、新規ポジションは少なめだったため、2.5倍を下回っています。
数値としてはコロナ・ショック前の水準に戻りました。
投資効率を示す毎月のリターン率(年利換算)は以下のとおり:
目標としている8%を超えて、年利10%と堅調な数字を維持。
3月と6月に比べれば目立たない数字ですが、平常時なら十分な結果です。

ここまでの結果

トラリピ開始以降の毎月の利益をグラフにしてみました。

月2万円が△の目標とする利益率(年利8%)に合致するのですが、2020年は今のところほぼ達成しています。

比較的低リスクとはいえ、トラリピはレバレッジ商品なので、欲張らずこの程度の利益率でのんびり稼ぐのが本来の姿です。
もちろん、3月や6月のようなボーナスステージも良いものですが。

ただ、この利益率を得るにはロングとショートの両方から利益を得る方が確実です。

累計利益と含み損の推移を重ねてみます。

累計利益は49万円を超えて、今年中に50万円は到達するのは確実です。

この50万円は、証拠金として再投資できますので、新たに投入する証拠金(現金)を減らすことができます。
これが複利効果の偉大さです。

含み損は先月から4万円減少して約35万円になりました。
ポジションが減った証でもあるので、手放しで喜べませんが、資金管理的には好ましいことです。

各通貨ペアのチャート

各通貨ペアの直近1年間のチャートを振り返ってみます。
水色でオーバーレイしている部分が2020年8月を示します。

AUD/JPY(ロング)

利益幅:400円(決済トレールあり)
期間中の決済回数:12回
確定利益:9359円

今月は約3円の幅で値動き。
月末の急騰で効率的に決済ができたと思います。
ただ、総合的に見て退屈な値動きですね。

CAD/JPY(ロング)

利益幅:400円(決済トレールあり)
期間中の決済回数:13回
確定利益:9149円

こちらは2.5円の値動き。
ようやく80JPYの天井を突破して戻ってきました。
オセアニア通貨に比べて本当に回復が遅かった。

7月は4回の決済でしたが、値上がり&トラリピ本数の多いレンジに戻ってきたことによって、決済が増えました。

なお、80JPY以下に仕掛けていたトラリピは、全決済したことにより、ポジションを解消しました。
また円高になれば再設定しますが。

NZD/JPY(ロング)

利益幅:400円(決済トレールあり/なし)
期間中の決済回数:13回
確定利益:6760円

こちらは約3円の幅での値動き。
AUDと同じく、月末の急騰で決済が進みました。

なお、このペアのみ決済トレールはあり/なしの両方を設定しており、どちらが優れているのか検証を行っています。

EUR/JPY(ショート)

利益幅:400円(決済トレールあり)
期間中の決済回数:0回
確定利益:0円

値動きの幅は約5円程度。
7月にレンジアウトしてして、さらに上昇中。

シミュレーションでは1EUR=200JPYがロスカットなので、まだ余裕ありです。
追加トラリピについては年末〜年始にと考え中。

現在のポジションとトラリピ設定

2020年8月末現在、4通貨(AUD/JPY、CAD/JPY、NZD/JPYのロング、EUR/JPYのショート)を運用しています:

合計75000通貨を保有。
先月末が97000通貨でしたので、22000通貨の減少です。

有効証拠金(時価額)は投入額300万円を上回り、含み益の状態になっています。
(つまり、今決済すると黒字)

設定状況は以下のとおり:

レンジアウトして含み損が解消した設定を2つ解消して、必要証拠金を減らしました。

証拠金の状況は以下のとおり:

必要証拠金(ロングまたはショートの多い方):438万円
預託証拠金(実際にトラリピに預けている額):349万円
差し引き:-89万円

つまりあと89万円証拠金を追加入金すれば、設定した全ポジションを持ったとしてもシミュレーション上は安全です。

なお、ポジションはクロス円のみのため、必要証拠金は「買い」あるいは「売り」の合計のうち、いずれか高額なほうだけを採用するのが実質に即していると判断しています。
(先進国通貨と日本円のペアの場合、どの通貨でも長期的に似たような値動きをすると想定する場合)

ただ、例外も起こると考えて、ロング・ショート合計の証拠金を預けることができるよう、キャッシュは準備しています。
(EUR/JPYのみ円高となり、そのほかのクロス円ペアが円安になるという現象もありえなくはない)

今後の予想と行うこと

EUR/JPYがレンジアウト中。
今のところ、年末〜年始の証拠金追加投入を予定しているので、それまでとくに対策はせずに放置するつもり。

ロングの3通貨ペア(AUD/JPY、CAD/JPY、NZD/JPY)はレンジ内で安定しているため、こちらも現状維持。

小さな設定追加・変更はあるかもしれませんが、基本的に現状維持でまったり利益をコツコツ積み重ねていこうと思います。