2019年9月:トラリピからの不労所得

2019年9月のトラリピ結果

保有ポジションはAUD/JPYとCAD/JPYのロング、EUR/JPYのショートです。
リターンは14578円でした。
詳細は以下の通り:

今月も先月に引き続きまずまずの成績でした。
8月には含み損がトラリピ開始以来初めて20万円を超え、今月はその反動で利益が確定できました。
ただ、それでも含み損はまだまだ解消できていないので、今後この含み損が利益へと化けてくれることを期待。

なお、基本的に円高傾向の値動きですので、売りトラリピからの利益も多くなっています。
買いトラリピだけではなく、同時に売りトラリピも設定したことは今のところ成功でしたね。

さて、実質レバレッジは2倍ちょっとで、△が安全性の目安としている3倍にはまだ余裕があります。
投資効率の面では1.5倍以上を目標としているので、今の倍率は理想的な数値でしょう。トラリピを開始して以来のレバレッジの推移をグラフにしました:
慎重にレバレッジを上げてきたのですが、ようやく理想的な倍率に達しつつあります。
これを維持していくのが重要ですが、相場に影響されるのは必須なので、今後も試行錯誤しながらの調整が続くと思います。投資効率に関してもグラフに示します:
毎月のリターンを年利換算にしたグラフです。
2019年に入ってから、通貨ペアの追加や擬似両建てなどの工夫を凝らした結果か、若干高い割合で安定しつつあります。

年間を通して7~8%のリターンが目標なのですが、ギリギリ達成できそうかな?

ここまでの結果

トラリピ開始以降の毎月の利益をグラフにしてみました。

2019年3月以降に売りポジション(3月:USD/JPY、4月以降:EUR/JPY)を持つようにして、その戦略が功を奏し、しぶとい円高傾向にもかかわらず利益を生みだしています。

また、今のところEUR/JPYは売りだとスワップポイントはプラスなので、マイナススワップの懸念も無く精神衛生上も良いですね。
日本のマイナス金利政策に感謝です。

普段はEUR/JPYでこつこつ利益を重ね、時折訪れる円安方向への反発時に買いポジション(AUD/JPY、CAD/JPY)でまとめて利益確定、このパターンがこの半年のトレンドですね。

累計利益と含み損の推移を重ねてみます。

累計利益はついに15万円を突破し、今年中の20万円もわずかながら可能性が出てきました。
含み損は8月の急増からその反動で若干減りました。

含み損急増→利益確定→含み損減少:この一連のパターンは2018年12月〜2019年1月と2019年5月〜6月に見られましたが、その時と同じパターンですね。

含み損が急増した(つまり円高になった)原因は、
2018年12月:クリスマス・ショックによるもの。
2019年5月&8月:トランプ大統領のツイート(対中政策)。

という感じなので、トランプさんに振り回されているのですが、それでも為替相場に動きが出ているという点では、彼にはそこそこ感謝しています。

各通貨ペアのチャート

各通貨ペアの直近3ヶ月チャートを振り返ってみます。
オーバーレイして明るい部分が9月に取引した範囲を示します。

AUD/JPY(ロング)

期間中の決済回数:7回
確定利益:3394円

今月は約4円の幅で値動き。
8月は70円をギリギリ割り込まず低迷していましたが、そこから若干の反発で利益につながりました。

ただ、その後は反発も息切れして73円前後で停滞中。

CAD/JPY(ロング)

期間中の決済回数:8回
確定利益:5716円

こちらは約3円の幅で値動き。
△は80~95円で買いトラリピを仕掛けているので、80円を回復して少し安堵。

EUR/JPY(ショート)

期間中の決済回数:10回
確定利益:5468円

月の前半、AUDとCADが利益を確定している間、EURは含み損を増やしてその後の利益のタネを仕込む期間。
そして月の後半には円高に振れて利益確定できました。
(その間AUDとCADは含み損を増やしてその後の利益のタネを仕込み中)

クロス円なので、円安時には買いトラリピで、円高時には売りトラリピで利益を創出。
為替相場は円高と円安を繰り返すので、利益確定の無限ループ。
レンジを外れなければ高率的な戦略になります。

現在のポジションとトラリピ設定

2019年9月末現在、3通貨(AUD/JPYとCAD/JPYのロング、EUR/JPYのショート)を運用しています:

合計50000通貨を保有。
8月末に引きつづき同水準です。
これだけのポジションがあれば決済時に期待できますが、いつになることやら。

それはともかく、豪ドルの含み損が巨額ですが、すでにここまでの総利益で相殺できるのですよね。
利益をコツコツ積み重ねて、やがて含み損を圧倒する。
これがトラリピの特徴です。
ただ、それまでは時間がかかるので気長に待つ余裕が必要ですが。

現在の設定状況は以下のとおり:

AUD/JPY、CAD/JPYともに、現在のレートはレンジの下限に近い位置にあります。
ですので、大きくした抜けるようでしたら追加ポジションを持つことになるでしょう。

いちおうその基準も設定しているので、それに関しては以下の記事にて:

今後の予想と行うこと

世界のトラブルメーカー、トランプ大統領はまだまだ元気ですが、選挙後のシナリオをそろそろ意識しないとですね。

そろそろトランプさんには退場いただいて、株価上昇/円安のリセットトレンドが来ることを期待しています。

追加トラリピについては、他の投資先を考えていること、暴落への期待からキャッシュポジションの温存をしているので、年末ギリギリまでは様子見です。

トラリピが気になるな〜というかたはこちら:
マネースクエア