トライオートETFとはCFDの一種で、ETFを自動売買する投資商品です。
ETFといえばWealthNaviのように、長期ホールドして将来の値上がりを待つ投資法もありますが、それに対して、トライオートETFでは短期間に売買を繰り返します。
基本的に「上昇相場&ロング取引」で強みを発揮しますが、下落時にも利益を拾えるように自動売買の設計がなされています。
CFDなのでレバレッジもかけられ、相場急変時のリターン率は実に優秀です。
2020年4月のトライオートETF結果
(直近12ヶ月のデータを提示しています)
証拠金維持率が2倍以上になっているのは、含み損が減ったこともありますが、注文を2本から1本に減らしたからです。
トライオートETFでは上昇相場である程度利益を確保したら、下落に転じる前にポジションを減らした方が良い戦略になります。
(そして、下落の底が見えたらサイドポジションを取り直して、上昇相場に乗って利益を得る)
コロナ・ショックでリセッションに入ったばかりですが、株価はナスダックを含め回復傾向にあります。
この動きは流石に不自然だと判断し、再暴落で狩られる前にポジションを引き上げたというわけです。
実際その予想どおりになるのか分かりませんが、ある程度の利益を得たらいったん引くのも投資といえますので。
4月も息切れすることなく、ナスダック指数は回復を継続し、それに従って利益も出し続けています。
トラリピの記事でも述べましたが、相場急変時におけるCFD(差金決済)系金融商品の利益力は凄まじいものがあります。
とくにトライオートETFの場合、レート上昇時に強みを発揮するので、底値での購入は重要条件です。
ただ素人に大底を予想することは不可能ですので、自分ルールで底値を決めて、分散してナンピンが定石になると思います。
毎月の損益に累積損益のグラフを重ねてみます。
3~4月で5万円程度の利益となりました。
今後も下落→上昇の流れは繰り返すと思いますので、それにうまく乗って利益を重ねたいですね。
ナスダック100トリプルのチャート
過去1年分のチャートです。
昨年秋頃のレベルまでに回復してきました。
2019年10月以降の上昇分は実体以上の上澄的バブルと考えています。
ですので、ここからさらに上げることは、以下にハイテク銘柄が中心のナスダックとはいえほぼ不可能なのでは?と考えています。
今後の予想
コロナ・ショックによる実世界のパニックと相反して、ナスダックを含む株式市場は好調なようです。
実体経済と全くリンクしていない原因は各国政府が投入する緩和マネーによりますが、それだけではなく、株式市場のあり方が変容しつつあるのかもしれません。
となると、セオリー通りの二番底や三番底はやってこないかもしれません。
ウイルスの収束状況やワクチンの開発状況によって市場は動くと見ていたものの、どうもそれだけがファクターとはならないようで、正直予想ができません。
ということで、とりあえず悪いシナリオ(二番底や三番底の到来)を前提に戦略を練ることにしています。
今後行うこと
相場はとりあえずの天井に達したと判断して注文を1本減らしました。
ということで、次に下落したときに再度注文を実行してポジションを持つ予定です。
つまりスイングトレードの要領です。
少ない資金で短期間のポジション保持。
このようなフレキシブルかつ効率的な運用がトライオートETFのコツです。