トラリピを開始して1年ちょっと、効率的な運用を目指して試行錯誤してきました。
今年で投資の勉強期間もひとまず終わりということで、これまでやってきたこととその結果をまとめてみました。
2018年6月〜2019年8月までの収益
まずはこれまでの実績を振り返ります。
ここまで1年3ヶ月で、合計200万円を投入して、累計利益は14万円あまり。
月ごとの利益は月によってまちまちですが、累計はほぼ同じ勾配で右肩上がりです。
ただ、2018年10月以降は株安・円高傾向にあったため、もし最初のトラリピ設定のままでは、この右肩上がりの累計増加は得られなかったと思います。
次に利益を継続的に得るために行ってきたことを見てみましょう。
効率的な運用の指標
トラリピでの効率的な運用のファクターとしては、以下の2つがあります:
年利換算リターン率
実質レバレッジは1倍で、投入資金=運用資金。
レバレッジが高くなればなるほど効率的な運用である証拠です。
ただ、高すぎるとロスカットの危険性があるので、△は最大3倍を想定しています。
通常は1.5~3倍であれば効率的かつ低リスク運用と考えています。
年利換算リターン率は7~8%を目標にしています。
100万円が1年で107~108万円になる利率です。
たったそれだけ?と思われるかもしれませんが、リスク・ベネフィットを考えての数値。
また、複利効果が発揮されると、この年利でも10年で2倍(197~216万円)になります。
レバレッジと年利換算率の結果
赤字は目標を達成したカラム。
レバレッジはここ4ヶ月は1.5倍以上をキープしていて、効率的な資金運用を維持できています。
年利はなかなか安定しませんが、もう少し様子見ですね。
上の表には、毎月トラリピの設定の追加・変更、マネースクエア社の対応、世界情勢についてメモを加筆しています。
毎月トラリピの設定の追加・変更とその結果を振り返ってみます。
2018年6月:トラリピ開始
この時は100万円の資金でAUD/JPY買いでトラリピをスタート。
無難に少なめのトラップ本数(68銭間隔)で開始。
2018年7月:AUD/JPY買いの設定をハーフ&ハーフに変更
トラップ本数を増やして(51銭間隔)で再開
この設定変更ではとくにリターンが増えることはありませんでした。
2018年11月:AUD/JPY買いのトラリピを「決済トレールあり」として再設定
ここではタイミング良かったこともあり、月のリターンが9.5%に達しました。
ただ、あくまでもタイミングの問題で、設定が即座に奏功したわけではないと思います。
2018年12月:100万円を追加投入してCAD/JPY買いで追加
AUD/JPYに準じたトラップ本数(50銭)で開始。
トラリピは2倍になったものの、投入金額も2倍なのでリターン率は変わらない。。。
はずが株価暴落=円高のせいで、開始以来最低のリターン率に。
相場環境には勝てないですね。
ただ、この時の含み損が2019年1月に決済されて利益を生むことになり、1月のリターン率は12%近くになりました。
2019年3月:CAD/JPY追加設定、USD/JPY売り設定追加
CAD/JPYの80.25~84.75円に追加の設定を挿入し、80~85円のトラップ間隔を25銭に。
これでこのトラップでの理論上利益は2倍になります。
さらに、逆方向の売りでUSD/JPYのトラリピ設定。
擬似的な両建てなので、資金は用意するだけで実際には投入せず。
効率的な運用を目指します。
2019年4月:USD/JPY売りを、EUR/JPY売りに変更
USD/JPY売りは結果を出せていたものの、マイナススワップが重かったため、プラススワップのEUR/JPYに変更。
目的としては3月から引き続き擬似両替になります。
2019年5月:EUR/JPY売りを常時設定に格上げ
3月のUSD/JPY売り、4月のEUR/JPY売りともに好結果だったため、常時設定に格上げ。
まとめ
細かい設定変更を繰り返してきましたが、円高傾向にはかなり苦しまされてきた印象。
もし売りトラリピの設定(擬似両建て)をしなければリターン率は半分程度でした。
この擬似両建ては資金効率という点では有利な方法。
あくまでクロス円の通貨ペアという共通点だけなので、同通貨ペアの両建てとは違いますが、いざという時のための資金さえ準備しておけば有効な設定だと思います。
あと、トラップ間隔はデフォルトでは50銭間隔ですが、効率を考えると最低25銭にしたほうがよさそうです。
ただし、ここ1年は為替の動きが非常に小さいので見えてきませんが、もし為替変動が大きい場合、ロスカットのリスクがあるため、25銭間隔にするなら相応の予算を追加したほうが良いと考えています。
基本的に:
最大レバレッジ3倍
ロスカットレートはリーマンショック時の下落に耐えうるレート
以上の2点を基本にしたトラリピ設定なので、それは堅持していくでしょう。