管理人が利用しているトラリピでおなじみのマネースクエア社。
2019年の10連休を前にして、フラッシュ・クラッシュの再来を警告していました。
結局そういう時に限って何も起こらず、平穏なうちに連休が終わりつつあった5月6日(日本時間)、アメリカ大統領兼twitter芸人であるトランプさんがまたしてもやらかしてくれました。
For 10 months, China has been paying Tariffs to the USA of 25% on 50 Billion Dollars of High Tech, and 10% on 200 Billion Dollars of other goods. These payments are partially responsible for our great economic results. The 10% will go up to 25% on Friday. 325 Billions Dollars….
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年5月5日
「まあいろいろあったけど、5月10日に中国に追加関税を課すからな!25%や!」と突然のツイート。
この人いつも大事なことをまずtwitterでつぶやかずにはいられないツイッタラーなんですよね。
外交儀礼的にどうなのよ?と思いますがどうなんでしょう?
なお、このツイートは米国時間の5/5でしたが、トランプさんは5/4は一言もつぶやいていなかったのですよね。
この沈黙は今回の前触れだったのか?
プロの投資家は彼のツイートに張り付いていなければならないのかな?とふと思いました。
そんなわけで、ツイート直後のVIX(恐怖指数:市場がどれほど不安を感じているか)のチャートを見てみましょう。
黄色い矢印のところ、久しぶりの急上昇ですね。
最近は落ち着いていたので、ロングを仕掛けていた人もいたのでは?
その人たちは濡れ手に粟でしたでしょう。
一時的に1.1を超えて、2019年12月以来の危機到来か?!
という雰囲気になりました。
投資用語で「噂で買って事実で売る」というのがありますけど、今回もトランプさんのツイート(つまりこの時点では正式に関税upではなく、交渉の余地はあった)時がポジションを持つ絶好のタイミングだったわけですね。
その後交渉が決裂して追加関税が決定した頃には、VIX、VIX/VIX3Mともに落ち着きを取り戻していますし。
それにしてもトランプさん呟くところに荒れ相場ありとはよく言ったもので、彼のおかげで大金を手にしたヘッジファンドは数知れずです。多分。
もちろん、損失を被った一般投資家も数知れずですが。
そもそも大統領になる前からそうでしたが、トランプさんの存在自体が荒れ相場を招いているのですよね。
ちなみに、管理人は現在米国VIはお休み中ですが、いちおう入金だけ済ませたので、5月の価格調整額発生後に機会があればショートしたいと思います。
中国の反撃で第2波が来るかもしれませんので。
トラリピはトランプ発言後の円高のおかげでEUR/JPYショートで大量の決済が行われ、しっかり利益を得ることができました。
1月のフラッシュ・クラッシュほどではなかったけれど、相場は荒れるに限りますね。
さらには、つみたてNISAでは「eMaxisSlim S&P500」と「ひふみプラス」を比較的安く積み立てることができました。
(最近ちょっと高値だったのでちょっとお得)
ともあれ、トランプ大統領、ありがとうございました。
個人的にはトラリピやVIX(米国VI)を取引しているので、荒れ相場大歓迎です。
次期大統領にも是非ドナルド・トランプ候補を推したいと思います。
トラリピの取引については以下の公式サイトをご参照くださいませ。