2019年3月のスワップ結果
通貨はトルコリラ(TRY)のみで3196円でした。
1ヶ月あたり1000通貨をレバ1倍で買い増しています。
理由は後述しますが、2月の倍に急増しています。
所持数は6000通貨。
現在はレバレッジ1倍になるように買っています。
例えば、1TRY=20JPYの場合、1000通貨の買いには「20 × 1000 = 20000円」必要になります。
このままのペースでいけば、今年の年末には月5000円程度のスワップが発生するはずですが。
(累積投入金額:336000円)
それまでトルコが平穏でいてくれるかどうか心配。
経済は相当悪いそうですので。
10月以降に発生したスワップポイントを月ごとのグラフにまとめました:
今月の急増はスワップポイントが一時的に最大5倍になったことによるものです。
これは予想外のこと。今後はこういうことは10年以上ないでしょうね。
累計1万円までもうちょっと。
それにしても、外貨を持ってるだけで利益が増えるとは良いものですね。
なお、その外貨の価値自体が下落すれば、その利益など吹き飛ぶかもしれないというもろ刃の剣ですが。
トルコリラはこれまで数多のミセス・ワタナベをなぎ払ってきたのですから。
TRYのチャート(直近3ヶ月)
2019年3月31日にトルコでは統一地方選挙が実施されました。
そしてその直前から値動きが激しくなっています。
一時は1月のフラッシュ・クラッシュの時に迫る下落を記録しています。
3/22(金)に、1TRY=20.2→18.8JPYに急落し、その後外国ファンドとトルコ中銀の攻防で乱高下しています。
ここで何が起きていたのか?
詳しくは以下の記事にまとめています。
管理人はロングだから良かったけれど、ショートの人は阿鼻叫喚だったかも。
スワップカレンダー
3月の注目点は、28〜29日のスワップポイントの急増ですね。
トルコ中銀が地方選挙を前に何としてでもリラ安を阻止せんとして、通貨防衛に打って出たわけです。
空売りヘッジファンドに対して極端に高いマイナススワップを課して、事実上リラの空売りを阻止。
そのいっぽうでロングポジションではスワップ急増となったのです。
市場の信頼を失いかねないのに、そこまでするか?
と思いましたが、都合5日分のスワップポイントは通常の5倍程度になり、ちょっとしたお小遣いになりました。
今後の予想
さて、統一地方選挙の結果は与党連合に厳しいもので、首都アンカラでは敗北、イスタンブールでも僅差で敗れ、再集計が実施されるようです。
もともとトルコはリセッション入りして2四半期目。経済は最悪の状態ですし、エルドアン政権に支持が集まる理由に乏しいです。
そして外交も米国から、ロシアか米国かどちらにつくのかと脅迫されており、まさに内憂外患。
リラにとって良いニュースは見当たりません。
焦らずとも、リラを仕入れるバーゲンセールは割とやってくるのではないでしょうか?
今後行うこと
レバレッジ1倍の取引は精神的に割と安寧を保てているので、低予算ならば積み立てても良い気がしています。
理論的にロスカットする恐れはゼロに近いですので。
ということで、リラも割安であることですし、1ヶ月2万円程度の積み立てを継続するつもりです。
この記事を執筆時点で、すでに4月分の積み立ては完了しています。
ちょっと安めの19.5JPYで1000通貨仕入れ完了。
基本的に月初に機械的に購入していますが、やはり20を下回ってポジションを持てると気分いいです。
あと、今のレートだと1ヶ月2万円程度の積み立てですが、スワップポイントが2万円貯まった時点で、その金額を積み立て費用に充当するつもりです。
つまり、投資のリターンで再投資するのです。
いまのところ、7月頃になるかな?
この投資のリターンで再投資がうまく機能するようになると、新たにキャッシュを投入する必要がなくなる。
つまりお金がお金を産む仕組みが機能し始めます。
トルコリラはハイリスクなので、そうはうまくいくかわからないけれど、どのようになるのか経験してみたいものです。
ちなみに、「1TRY=20JPY、スワップポイント1000通貨あたり10円と仮定し、1ヶ月2万円投資、レバ1倍」を継続した場合、スワップ投資を開始後5年半でひと月のスワップポイントが2万円を超えます。
つまり5年半経過すると、理論的には新規にキャッシュを追加する必要は無くなります。