先週の世界的な株価下落時、WealthNaviのCEOである柴山さんからこんなメッセージが届きました。
もちろん管理人個人宛じゃないです。。。WealthNaviのお客さん宛ってことです。
一行にまとめると、
「ちょっと下がったけど、長い目で考えて焦らないでね」
てことです。
個人的に2日でダウ平均5%の下落はあるあるって感じだし、リーマンショック後の数十%の下落も承知の上で投資をしているので、べつに焦ってませんよって思っているのです。
しかし、WealthNaviは投資初心者さんもターゲットにしているっぽいので、日々の上昇/下落に一喜一憂する人が多いのでしょう。
また、たいてい上昇は徐々にするものの、下落時はストーンと落ちるのが常なので、心配になる人が多いと思います。
おそらく、そういう属性を想定してCEO自らメッセージを発信しているのでしょう。
「私たち (WealthNavi) は常にお客様のことを気にかけていますよ」という感じで。
身も蓋もない言い方をすると、投資は商品の勉強・選択、その結果も含めてすべて自己責任です。
証券会社がいかに情報を提供して、投資家のことを心配してくれても、それが良い結果を導く保証にはならないのです。
と、以上のようなことを思いつつ、それでもCEO自らがこのようなメッセージを伝えることは大事なことじゃないかなと思います。
たしかに、このメッセージが今後の利益を保証してくれるわけではない。
ただ、投資の大敵「心の動揺」を小さくすることができるでしょう。
じつは今回に限らずWealthNaviは要所要所でこのようなメッセージを発信していて、投資家 (とくに初心者さん) 教育?に力を入れているようです。
膨大な品揃えを提供して、投資家の自主的選択を尊重する証券会社とは方向性が異なるのですよね。
このような姿勢が多くの初心者さんを取り込むことに成功した一因だと思います。
管理人もWealthNaviの手数料は満足ではないけれど、起業理念が共感できるのでコアの投資先として選んでいます。
(ほったらかしの楽さはあるので、手数料はやむをえないかなとも思うけれど)
これは業種は違うけれど、マネースクエアにも同様な印象を持ってるのですよね。
あそこも「安全なFX」という理念に基づいてますし、投資教育にも熱心ですし。
だからFX系のコアはトラリピにしているのです。
管理人は「理念」とか「理想」とかは曖昧で合理性に欠ける判断基準だと頭では考えています。
ただ、もしそれらに共感できるところがあれば、その証券会社がよいのではと嗅覚が訴えるのです。
証券会社は数多くあるし、選択には本当に迷うけれど、そういった嗅覚も大事にして見定めていきたいな、といつも考えてます。