2020年1月:スワップからの不労所得

2020年1月のスワップ結果

通貨はトルコリラ(TRY)のみで1867円でした(色付きの行)。
1ヶ月あたり1000通貨をレバレッジ1倍で買い増しています。

所持数は16000通貨。
毎月1000ずつ通貨数は増えているものの、スワップポイントは逆に減ってしまいました。

トルコの政策金利下げに伴って、スワップポイントが激減中です。
とはいえ 政策金利はいまだに10%を超えており、以前なら1000通貨あたり8〜9円になったはずです。
それが今では4〜5円。

スワップポイントは政策金利に完全連動しているわけではなく、金融政策の安定性にも左右されますので、政策金利が同じだからスワップポイントもおなじとはいえないでしょう。
しかし、現在の低レベルスワップはまさにトルコリラ冬の時代です。

2018年10月以降に発生したスワップポイントを月ごとのグラフにまとめました:

所有通貨数は増えているものの、2019年3月以降利益は増えたり減ったりを繰り返しています。
先に述べた通り、トルコの政策金利の低下に伴い、スワップポイントが減っていますので、通貨数の積み立てで相殺できていないのです。

同期間の累計スワップの推移のグラフを重ねてみましょう:

まずは投資の勉強期間を終えて累計35000円弱。
投入金額は284000円ですのでリターン率は12%という結果でした。
累計利益のグラフカーブが徐々に緩やかになってきているのが気になりますね。

TRYのチャート(過去1年)

過去1年間のチャートを示します。
水色の明るい部分が1月の範囲です。

昨年5月以降は1TRY=18~19JPYを行ったりきたりしていますね。
個人的に少ない証拠金でリラを購入できるので良いのですが、これはリラの不安定性の証でもあるわけで、複雑な心境です。

いくら安いからといって、まとめてリラに投資するという勇気は出ませんね。
ここからさらに下げることもゼロとはいえませんし。

スワップカレンダー

△はマネックス証券で取引しているので、以下はマネックス社のレートです:

おおむね4円前後で推移しており、先月のような一時的な急減ということはありませんでした。
低空飛行ながら安定した1ヶ月と言えるでしょう。
それにしても、昨年の1/3レベルのスワップの低さですね。

今後の予想

米国との関係悪化に出口が見えないなか、中東情勢には常に燃料が投入されています。

1月のイランの司令官暗殺に始まり、トルコとシリアの軍事衝突は回避が難しい状況に。
また、トルコは米国との対話に見切りをつけて、ロシアに接近するそぶりも見せています。

大規模紛争に発展することは考えにくいですが、トルコの不安定要因は除去されることはなさそうで、リラの安定には程遠い状況です。

政策金利に関してはエルドアン大統領の強い意思で下落中ですが、ひとけた台も見えてきました。

トルコの政策金利の推移
それ以前:24%
7/25:19.75%
9/12:16.5%
10/24:14%
12/12:12%
1/16:11.25%
そのほかの懸念事項としては新型コロナウイルスですが、トルコが抱える既存の諸問題に比べればインパクトは小さいかと思います。

今後行うこと

12月で2019年の積立は完了し、合計15000通貨となりました。
スワップポイントは昨年の1/3になってしまったけれど、リラ安で証拠金は少なくて済むため積立は昨年通り継続しています。。

ということで2020年も毎月1000通貨づつ積み立てていく予定です。

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