この記事の目的
相場感のある人っていますよね。
ほんとうらやましい能力だけど、自分にはとても無理。
そういうわけで、管理人は相場感がなくてもできる投資(トラリピやwealthnavi)をしているわけです。
とはいえ何も努力しなければ能力はゼロのまま。
それに、個別株の購入やFXの裁量取引も、自分の性格的には積極的に行いたいので、やはり相場感は磨きたいです。
相場感がある人には様々なパターンがありますが、そのうちの一つが
「相場に影響したあらゆるイベントをすべて記憶してる」
というものです。
管理人は記憶力はマシなほうなので、このパターンならある程度見込みがあるかな。
ただイベントと相場の関連までは逐一記憶する自信は無いので、記録としてこのブログに残すことにしました。
そういうことで、2020年1月に何が起きたのか?そして株価や為替はどうなった?
何が起こった?
1/2
米国国務省はイラン革命防衛大のソレイマニ司令官を殺害したと発表
→原油先物上昇、リスクオフ発動
1/7
イラン↑の報復として、米軍も拠点とするイラク国内の空軍基地をロケット弾で攻撃
→さらにリスクオフ。その後米国は報復せず当日にリスクオン。
↓は当時のドル円チャート(5分足)
1/15
米中両国は15日、貿易交渉を巡る「第1段階の合意」で正式に文書に署名した。
→相場に影響なし
1/16
トルコ中央銀行は政策金利を0.75%引き下げ11.25%に
→リラ高にはならず
1/16
中国の新型コロナウイルによる肺炎に関してWHOが緊急会議を決定
→上海・香港株式市場で1〜2%の下落
1/23
新型肺炎が蔓延。武漢封鎖
→米国市場開始後、リスクオフ で急激に円高
1/23
英国の欧州連合(EU)離脱実現に必要な離脱関連法の法案が22日までに英議会を通過、エリザベス女王が23日に裁可して成立した。
→相場に影響なし
1/27
ニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済も深刻な影響を受けるのではないかという見方から、ダウ平均株価は先週末比450ドルを超える値下がり
→VIXも窓開けて急上昇
1/31
ブレグジット成立
→折込済みのため影響なし
以上のイベントが起こった2020年1月でした。
感想
イランと米国の対立は結局茶番でしたね。
どちらかというとイランが大人の対応をしたっぽい。
中東の戦争リスクの参考例として今後利用できるかも。
とにかく中東各国と米欧露の関係は複雑すぎて相場の予想が難しいですから。
さて、そんな中東の地政学的リスクを吹っ飛ばすイベントが新型コロナウイルスによる新型肺炎の流行です。
問題が顕在化したのが1月中旬なんですね。ここの記録を見ていると。
ただ、この時点では「中国での問題」で、中国経済の減速が懸念されて株式相場の下落につながっているようです。
記事執筆時点(2020年2月末)では世界的な問題になりつつあるので、そこが異なるところです。
だからこそダウ平均も450ドル程度の値下がりで済んでいたのです。
コロナ・ショックはこの後2月いっぱいも継続することになります。
そしてリーマン・ショック以来のブラックスワンたりえるのか、投資家たちの間で期待されています(株などが安く買えるからなんですけど、投資家は変な生き物です)。
ともあれ、平穏な2019年から一変しての大荒れのスタートとなった1月でした。
なかなか面白い状況に若干の不安も抱えつつ期待が高まります。