2020年7月に起こったこと

この記事の目的

相場感のある人っていますよね。
ほんとうらやましい能力だけど、自分にはとても無理。
そういうわけで、管理人は相場感がなくてもできる投資(トラリピやwealthnavi)をしているわけです。

とはいえ何も努力しなければ能力はゼロのまま。
それに、個別株の購入やFXの裁量取引も、自分の性格的には積極的に行いたいので、やはり相場感は磨きたいです。

相場感がある人には様々なパターンがありますが、そのうちの一つが
「相場に影響したあらゆるイベントをすべて記憶してる」
というものです。

△は記憶力はマシなほうなので、このパターンならある程度見込みがあるかな。
ただイベントと相場の関連までは逐一記憶する自信は無いので、記録をここに残すことにしました。

そういうことで、2020年7月に何が起きたのか?そして株価や為替はどうなった?

何が起こった?

7/2
米国の6月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月から480万人増。1939年の統計開始以降で最多。
→株価爆上がり

7/10
トルコのエルドアン大統領 が世界遺産「アヤソフィア」をイスラム教のモスクに変更と宣言
→リラ下げる

7/29
FOMCは金利の誘導目標レンジを0-0.25%で据え置き。新型コロナの感染再拡大が経済活動の重しになることを改めて強調。
→S&P500、ナスダック総合指数は1%強の上昇、ダウ平均は0.6%上昇

7/30
米国の2020年4〜6月GDPは年率マイナス32.9% 。統計開始以来最悪の水準

参考: リーマン・ショック直後の2008年10~12月期(8.4%減)

→株価・為替に影響なし

7/31
ユーロ圏の2020年4〜6月GDPは年率マイナス40.3% 。
→株価・為替に影響なし

感想

各国の四半期GDPの発表が続いていますが、予想通りなので相場への影響はないようです。
相場は「噂で動く」ものなので、人々がパニックに陥っているときに動くことが重要であることが、改めて示されていると思います。

また、先進国がリーマン・ショックの反省を踏まえて、株価を絶対に下げないという強い意志のもとに金融緩和を実施しており、その結果株価が下げ止まり、逆に下の水準に戻っています。
その関連で為替相場も安定しています。

リーマン・ショックの時と同じように長く続く株価低迷期にコツコツ積み立てればいいか、という戦略は通じにくい状況で、相場感のある投資家だけが短期で儲ける難易度の高い投資環境だなあと思います。

今後株価の再下落や円高があるかもしれませんが、各国とも「株価暴落=年金資金の減少」なので、必死で防御に入るでしょうね。