特別給付定額金10万円、どこに投資する?

コロナ・ショックでてんやわんやの大変な時期です。
そんな状況に一筋の光明「特別給付定額金」がやってきました。

一人当たり10万円が支給されるというまさに天からぼたもち。
5月初旬にオンライン申請した人にはすでに振り込まれたのではないでしょうか。

本来の目的は生活に困窮している人への支援金というものですが、そうでない人にとっては思い切った投資への良い機会です。
せっかくの10万円、買い物すればゼロになりますが、投資で増やしてみては?

今回の給付金はまさに棚からぼたもち的な存在ですので、地道な投資ではなく、リスク高めの思い切った投資を紹介します。
なお、いずれも自分で投資したor投資中の投資先です。

米国VIベアETF(SVXY) ロング

SVXYは恐怖指数VIXに逆相関する投資商品です。
おおまかに説明すると、景気の悪い時は価格が安く、景気が良くなれば高くなります。
現在景気は最悪の状況ですので、安く仕入れることができます。

SVXYの特色は安価に購入できること。
2020年5月22日現在、1単位当たり726円(レバレッジ5倍)で購入可能です。
リスクを取るのが嫌ならば、レバレッジ1倍で購入可能ですが、それでも3630円で購入可能。

現在SVXYはコロナ・ショック前の半値に下がっています:

景気はいつか回復するものと想定すれば、SVXYもコロナ・ショック前の水準に戻るでしょう。
まだ下がる余地はあるかもしれませんが、今の価格でも十分安い水準ではないでしょうか?

また、SVXYは値動きの激しい商品でもあるので、2018年のVIXショック前は現在の15倍以上の値をつけていました:

今は注目度の低いSVXYですが、VIXショック後には商品設計の改善も実装されて、若干リスクも低く設計されています。
「冬に麦わら帽子を買う」の精神で選んでみてはいかがでしょう?

原油CFD

4月に先物でマイナス価格をつけ、一目注目の的となった原油。
原油に限らずコモディティ(麦・トウモロコシなど農作物、貴金属、天然ガスなどのエネルギー)は、実需に価格が影響されるため、景気悪化で原油の需要が減ることが予想されれば暴落するのは必然。

コロナ・ショック前からの暴落も以下のように急激なものでした:

今後価格がどのように推移するかについては、今回と同様に経済が縮小したリーマン・ショック時のチャートが参考になるでしょう:

2008年の後半から半年かけて、原油価格はおよそ150から30に暴落しています。
その後2年程度をかけて2/3程度値を戻しました。

原油価格は生産量や地政学的リスクの影響もありますが、経済活動が復活すれば自ずと元に戻るとみて良いでしょう。

なお、原油は先物取引となるため、基本的にロングでの保有は減価していきます。
価格上昇時なら気にすることはありませんが、停滞時と下落時には注意を要します。
投資する際はその点に注意ですね。

トライオートETF

トライオートETFはFXの自動売買のETFバージョンです。
様々な商品が取り揃えられていますが、△はナスダック指数に相関する「ナスダック100トリプル」という商品に投資しています。

ナスダック指数はご存知の通り米国を代表する指数の一つで、今回のコロナ・ショックでも大きく値を下げました。

以下はナスダック100トリプルのチャートです:

現在はかなり値を戻したのですが、△は底値から投資を始めたので、順調に利益を積み上げることができています。

いますぐ参入することはお勧めしませんが、今後二番底・三番底が到来して再び暴落した際に投資してみるのは良い戦略だと思います。

仮想通貨

ここまでの3つの投資(SVXY、原油CFD、トライオートETF)は、いずれも今後の景気回復に賭ける投資です。

しかし、仮想通貨は趣を異にします。
というのも、ビットコイン・アルトコイン共に、景気と必ずしも連動していないからです。

ただ、投資の基本である「安く買って高く売る」の精神でいけば、検討の余地はあるのではないかと思います。

また、短期間に大きな値動きをするところは、他の投資にはあり得ない特徴です。
△の保有するアルココインLISKでも、今年の2月に3倍に暴騰しています:

仮想通貨の難しさは、現在の価格が安いのか高いのか判断が難しいこと。
また、値動きのスピード感が凄まじいため、参入(購入)と逃げ切り(売却)のタイミングに経験を要します。

ただ、欲張らなければ2倍程度にするチャンスは数多くあります。
(まだ上がる、まだ上がる、と欲張って売却を渋った人ほどその後の暴落に狩られています)
棚からぼたもちの給付金10万円なら、躊躇いなく投資してみるのも良いかもしれないですね。

まとめ

以上、△が実際に投資した・投資中のものから、「思い切って10万円を使いたい」投資先をご紹介しました。
投資方法の詳細は公式サイトをご参照ください。

トライオートETF
インヴァスト証券「トライオートETF」
仮想通貨
コインチェック

個人的には、いずれも宝くじ感覚で投資すれば気も楽だと思っています。
でも、宝くじに比べて遥かに成功の確率は高いでしょうし、失敗の確率は低いでしょう。

せっかくの10万円、楽しくて夢のある使い方をしてみたいものですね。