この記事の目的
相場感のある人っていますよね。
ほんとうらやましい能力だけど、自分にはとても無理。
そういうわけで、管理人は相場感がなくてもできる投資(トラリピやwealthnavi)をしているわけです。
とはいえ何も努力しなければ能力はゼロのまま。
それに、個別株の購入やFXの裁量取引も、自分の性格的には積極的に行いたいので、やはり相場感は磨きたいです。
相場感がある人には様々なパターンがありますが、そのうちの一つが
「相場に影響したあらゆるイベントをすべて記憶してる」
というものです。
△は記憶力はマシなほうなので、このパターンならある程度見込みがあるかな。
ただイベントと相場の関連までは逐一記憶する自信は無いので、記録をここに残すことにしました。
そういうことで、2020年4月に何が起きたのか?そして株価や為替はどうなった?
何が起こった?
4/7
日本国は緊急事態宣言を決定
→日経平均プラス756円
イタリア、NY州が感染のピークを迎えたことも理由の1つかもしれません
4/8
サンダース氏が大統領選から撤退
→織り込み済みのため株価はそれほど上がらず
4/21
原油先物(5月限)マイナス価格
→株安、軽微な円高
4/22
トルコ中銀:政策金利(1週間レポレート)を1.00ポイント引き下げ8.75%に決定
→リラ安に歯止めかからず、5月初旬には1TRY=15JPYを下回る
4/27
日銀が追加金融緩和 上限なく国債購入
→株式・為替市場に影響なし
4/29
FF金利を0.00~0.25%に維持することを決定
→株式・為替市場に影響なし
感想
先月から何かがおかしいとわずかに感じていたのですが、今回のコロナ・ショック、経済的混乱が株式・為替市場にダメージを与えたのは最初だけで、その後はまるで相関していませんね。
為替に関しては当初から影響が少なく、とくに円高傾向が軽微な影響にとどまっています。
株式市場に至っては早々と底を打ち、急回復しています。
1月末以降わずか3ヶ月で世界経済は正常化するどころか、これから失業者の爆増、マイナス成長がやってくるはずです。
原因は明らかに各国政府(主に先進国)がじゃぶじゃぶ金を投入しているのでバブルが起こっているのでしょう。
リーマンショックの際にはこれを行わなかったがために底無しの株安・円高に悩まされたため、その時の反省を踏まえて大盤振る舞いです。
これが実体経済と相場の解離の原因でしょう。
歪なバブルですからいつか弾けるでしょうが、その後二番底がやってくるかは疑問に思えてきました。
金をいくらでも投入できるのが先進国の強みですので、バブルが何度弾けようとも、その度に資金を投入するかもしれません。
もしそのようなことになれば、リセッション下で株価だけが好調を維持するという前例のないケースになりそうです。
実に興味深い展開ですが、投資をする者としては先が読みにくく悩まされそうですね。