トライオートETFとはCFDの一種で、ETFを自動売買する投資商品です。
ETFといえばWealthNaviのように、長期ホールドして将来の値上がりを待つ投資法もありますが、それに対して、トライオートETFでは短期間に売買を繰り返します。
基本的に「上昇相場&ロング取引」で強みを発揮しますが、下落時にも利益を拾えるように自動売買の設計がなされています。
CFDなのでレバレッジもかけられ、相場急変時のリターン率は実に優秀です。
2020年5月のトライオートETF結果
(直近12ヶ月のデータを提示しています)
実際は値上がりに伴ってロングの利確はしたものの、両建て設定のショートが損切りされたため相殺された感じ。
ナスダックトリプル100はいくつかのタイプがあるのですが、「ヘッジャー」は暴落時に利益が出るように、ショートのポジションも持ちます。
ただロングと異なり、ショートには損切り設定がされているので、一定幅値上がりすると自動で損切りになります。
ナスダック指数は基本値上がりする銘柄なので、損切り設定は必要ですから、仕方ないですね。
この損切りが気になる方は、「ヘッジャー」ではなく、ロングだけの「スリーカード」にすればいいですね。
ナスダック指数は引き続き上昇していますので、このままのトレンドが続けばショートポジションの損切りが今後も発生するでしょう。
6月はマイナスになるかもしれませんね。
ただ、3月にショートで大量決済しているので、利益の先食いをしただけともいえます。
毎月の損益に累積損益のグラフを重ねてみます。
コロナ・ショックによる利益はこれで一段落かな。
来月に若干マイナスになると予想しているので、コロナ期間中の利益は投入金20万円に対して4万円程度。
リターン率は20%程度ですね。
相場暴落時のスイングトレードが上手くいけば、トライオートETFは実に効率の良い投資先です。
ナスダック100トリプルのチャート
過去1年分のチャートです。
昨年末のレベルまでに回復してきました。
これが金融緩和の威力ですね。
現実世界はパニックになっていましたが、相場は別物、ということを証明しています。
今後の予想
コロナ・ショックによる実世界のパニックと相反して、ナスダックを含む株式市場は好調なようです。
実体経済と全くリンクしていない原因は各国政府が投入する緩和マネーによりますが、リーマン・ショック時の対応への反省を踏まえていることは間違いありません。
となると、リーマン・ショック時に到来した二番底や三番底はやってこないかもしれません。
ただ、こればかりは予想できませんので、一つのシナリオだけを想定した投資戦略は危険です。
今後行うこと
現在のポジションは直近の最高値に戻るまでホールド。
それとは別に、価格が再暴落した場合は新規でポジションを追加。
第2次コロナ・ショック、米中の対立、予想外のアクシデントなどなど、チャンスは何度もやってくるので、焦らずベストタイミングでポジションを取りたいですね。