2020年4月のスワップ結果
通貨はトルコリラ(TRY)のみで730円でした(色付きの行)。
1ヶ月あたり1000通貨をレバレッジ1倍で買い増しています。
上の表は過去1年間の推移を示しています。
所持数は19000通貨。
スワップポイントはついに急減しました。
トルコの政策金利が下がっていることも原因ですが、トルコリラやトルコ政府への信頼が相当低下していることの証でしょうね。
年利換算レベルでは、レバレッジ1倍で2.6%と、見る影もありません。
ここ数年リラ安が継続していることを考慮すれば全く回収できないリターン率です。
高金利通貨としての看板を下ろす時が来たようです。
2018年10月以降に発生したスワップポイントを月ごとのグラフにまとめました:
今年に入ってからは累積のカーブも平坦になりつつありますね。
しばらくは我慢の時でしょうか。
スワップカレンダー
△はマネックス証券で取引しているので、以下はマネックス社のレートです:
4月は相当不安定な月でした。
0円の日もありますし。
でも本当はマイナスだったのでは?
マネックスさんは頑張って0にしてくれてるのかもしれません。
TRY/JPYのチャート(過去1年)
過去1年間のチャートを示します。
オーバーレイしている部分が4月の範囲です。
コロナ・ショックも追い討ちをかけていますが。
4月は15円台に突入しました。
本当に見事に下がり続けていますね。
ただ、デフォルトはあり得ないと思いますが。
今後の予想
政策金利はようやく10%を下回り、エルドアン大統領がまず目指していたところまでやってきました。
それにしてもリラ安にもかかわらずさらに金利を下げるとは何を考えているのやら。
それ以前:24%
2019/7/25:19.75%
2019/9/12:16.5%
2019/10/24:14%
2019/12/12:12%
2020/1/16:11.25%
2020/2/19:10.75%
2020/3/17:9.75%
2020/4/22:8.75%
また、トルコの外貨準備高も枯渇しかけています。
実はトルコは1年前にすでにリセッション入りしています。
↑の記事ではトルコの構造的問題について、以下を挙げています。
- 脆弱な経済基盤
- 高いインフレ率
- 地政学的リスク
- 莫大な対外債務
- 不安定な内政
- 流動的な外交関係
現在は上記に加えて、シリアとの開戦、新型コロナウイルスが加わり、底無しの状態。
リラが上がる余地はまずないと言って良いでしょう。
今後行うこと
2020年も月1000通貨の積立をレバレッジ1倍で継続しています。
スワップ狙いはそれほど期待せず、長期に続けた結果がどうなるのかも興味があるので継続中です。
人のいく裏に道あり花の山
とか
冬に麦わら帽子を買う
などと言い訳をしつつ。