TradingViewでチャートを重ねる方法:PC版

はじめに

複数の株価や為替の相関を見るときに、複数のチャートを重ねることができたら、1枚のチャート内で比較ができて便利だと思いませんか?

別々のチャートを2枚、3枚、4枚…と並べても良いのですが、視覚的に感じ取りたいときは、やはり1枚で完結できると便利です。

TradingViewなら無料バージョンでもチャートの重ね合わせが簡単にできます。
今回はPCバージョンで解説します。

比較する銘柄

今回は米国を代表し、かつ相関性があるといわれている、以下2社の比較を行います。

  • バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)←こちらを基準とする
  • マーケル(MKL)

いずれも金融業でビジネスモデルが類似しており、コングロマリットという点でも共通点があります。
ちなみに、管理人は両方とも株を保有しています。

チャートを重ねる方法:6ステップ

Step 1:基準のほうのチャートを表示

基準となるチャートを表示させます。
ここではバークシャー・ハサウェイ(BRK.B)を表示します。

なお、縦軸は株価(USD)表示です(右の黄色い枠)。

Step 2:単位を価格→%に変更

右下隅の歯車アイコンをタップして設定画面を開き、パーセントをタップします。

Step 3:単位が%に変更されたことを確認

これで縦軸はパーセント表示に変更されました。

Step 4:比較の設定

上の行にある+比較をタップします。
すると比較対象を入力するポップアップが現れます。
シンボルを追加を選択し、ティッカーを入力します。
なお、メインチャートに重ねるにチェックが入っていることも確認します。

 

Step 5:比較対象を決定

ここではマーケルのティッカー「MKL」を入力します。
候補が現れるので、MKLをタップします。

Step 6:完成

これでMKLが比較対象に設定され、チャートの重ね合わせが完了です。
MKLは水色のラインです。

おまけ

おまけ1:チャートをローソク→ラインに変更

BRK.Bはローソクですが、ラインに変更することもできます。
上の行にあるローソクのアイコンをタップします。
現在はローソク足が選択されていますが、ラインをタップします。

するとBRK.Bもライン表示(オレンジ色)になりました。

やはりよく似ているといわれる2社だけに仲の良いチャートです。
BRK.Bが常に先行しているというイメージでしたが、このチャートを見る限りそうでもないようですね。

まとめ

この比較(重ね合わせ)機能は、厳密な比較には適さないけれど、直感に訴える手法なので役にたつと思います。
たとえば、負の相関をする銘柄を比べて、リスクヘッジの参考にするなど。

また、2つまでではなく、3つ4つの比較も可能です。
最大限いくつまで比較可能なのかは試していませんが。
ただ、実用に耐えるのは2つまでかなあと思います。

重要なステップとしては、Step 2&3で縦軸の単位を価格から%に変更することがあります。
PC版でもなぜか自動的に%表示にならないんですよね。

以上、TradingViewでチャートを重ねる方法:PC版でした。