この記事の目的
相場感のある人っていますよね。
ほんとうらやましい能力だけど、自分にはとても無理。
そういうわけで、管理人は相場感がなくてもできる投資(トラリピやwealthnavi)をしているわけです。
とはいえ何も努力しなければ能力はゼロのまま。
それに、個別株の購入やFXの裁量取引も、自分の性格的には積極的に行いたいので、やはり相場感は磨きたいです。
相場感がある人には様々なパターンがありますが、そのうちの一つが
「相場に影響したあらゆるイベントをすべて記憶してる」
というものです。
管理人は記憶力はマシなほうなので、このパターンならある程度見込みがあるかな。
ただイベントと相場の関連までは逐一記憶する自信は無いので、記録としてこのブログに残すことにしました。
そういうことで、2019年9月に何が起きたのか?そして株価や為替はどうなった?
何が起こった?
9/4
香港政府が「逃亡犯条例」改正案撤回
→各国株価指数上昇、これ以降円安傾向に
*あとから振り返ると、株価指数の上昇は控えめでしたが、9/4以降の円安傾向は目立っていましたね。たとえばUSD/JPYのチャートだと半月で3円程度円安になっています。
香港の安定=中国の安定=世界経済の安定という方程式があるのでしょう。
9/11
米政府、ボルトン補佐官を解任。中国、イラン、ロシアとの対立緩和をもたらす可能性
→原油価格は瞬間的に下がる。円も若干売られる
9/12
欧州中央銀行(ECB)は3年半ぶりとなる政策金利の利下げを決定した。
→EUR/JPY一時2円近くの円高に。しかしすぐに反発ユーロ高に
9/12
トルコ中銀は政策金利を3.25%引き下げ16.50%に設定。
→ 予想より低い下げ。リラはかえって上昇した
9/14
サウジアラビア東部にある国営石油会社「サウジアラムコ」の石油施設2カ所がドローンによる攻撃を受ける。
→原油先物急騰
→為替に影響なし
→VIXは10%程度上昇(週末を挟んで窓を開ける)
*原油価格をつり上げたいのは中東全体の意思ですので、被害者のサウジアラビアもまんざらでもないという説もあります。中東は魑魅魍魎ですね。
9/18
米連邦公開市場委員会(FOMC)はFF金利の誘導目標レンジを1.75~2%に設定、従来から0.25ポイント引き下げた。利下げは2会合連続。
→為替影響なし
9/27
トランプ政権、米上場の中国株廃止を検討
→中国株軒並み下落
以上のイベントが起こった2019年9月でした。
感想
9月は各国の利下げ祭りの開幕でしょうか?
トルコに米国、そして経済失速が明らかなEUもです。
トルコの利下げはスワップポイント狙いの投資家にとっては痛手かもしれません。私が利用しているマネックスもピーク時の半分程度のポイントになってますから。
米国の利下げは予防的措置なので市場は歓迎する向きが多数派です。
EUはすでにリセッション入り濃厚ですから、後ろ向きな理由での利下げでしょう。
ただ、為替はユーロ高になっているので効果的面でした。
ひるがえってマイナス金利の日本は打つ手なしですね。
好景気の時に利上げや増税を行わなかったツケが。。。
今はただただ大国の政策に翻弄されるだけで八方ふさがりです。
当面の懸念である、米中関係とブレグジットは進展なし。
特に為替や株価に影響のある動きはありませんでした。
あくまで、わたくし△の主観ですが。
ところで中国は世界的経済減速のトップを走っているようで、相当状況は悪いそうです(知人の中国人の見解)。
ただ、もはやどん底なので怖いものなし。米国に譲歩なんてするかな?時間だけはたっぷりあるのでじっくり交渉するのでは?ということです。
米中摩擦は長丁場になりそうですね。
それはまあいいのですが、ちょこちょこ小さな成果を出して、株価上昇/円安になってほしいものです。