2019年9月:スワップからの不労所得

2019年9月のスワップ結果

通貨はトルコリラ(TRY)のみで2606円でした。
1ヶ月あたり1000通貨をレバレッジ1倍で買い増しています。

所持数は12000通貨。
毎月1000通貨積立なので、本来なら8月末時点は11000通貨なのですが、8月末にフラッシュ・クラッシュが起きたので、1TRY=17JPYで指値注文していた1000通貨の購入が成立してしまいました。

ということで、その指値注文が成立した1000通貨は9月積立分として計上します。

2018年10月以降に発生したスワップポイントを月ごとのグラフにまとめました:

所有通貨数は増えているものの、利益は引き続き前月より減少しました。
この原因は、トルコの政策金利の低下に伴い、スワップポイントが減っていることによります。

最初の表の右端列「当月年利換算」の項目からも明らかですが、投資額に対するリターン率はこの1年で10%程度下がっています。

同期間の累計スワップの推移のグラフを重ねてみましょう:

1年間でおよそ25000円まで積み上がりました。
スワップポイントの低下は残念ですが、これはトルコの異常な高金利の賜物。
その金利が正常化することはトルコリラの安定にもつながると信じて受け入れるしかありませんね。

通貨自体の価値が上がれば、スワップポイント以上のリターンを得られる可能性がありますし。
とにかく今は月1000通貨の積立を淡々と続けるのみです。

TRYのチャート(直近3ヶ月)

7月以降3ヶ月のチャートを示します。
水色の明るい部分が9月の範囲です。

7/25に政策金利が4.25ポイント引き下げられ、19.75%になりました。
さらに9/12には16.5%に引き下げられています。

エルドアン大統領は利下げ圧力を緩めることなく、次は一桁台の金利を目指しているようですが、急激な利下げにはリラの不安定かも招きかねません。

2018年8月の「トルコリラショック」から1年が経過し、リラは低迷か復活かの岐路に立っているのかもしれないですね。

スワップカレンダー

△はマネックス証券で取引しているので、以下はマネックス社のレートです:

今月はついに6円台のポイントもお目見えしました。
半年前は11〜12円だったので、その時の半分近い数値です。

月全体の流れとしては、1000通貨当り8円→7円という緩やかな減少です。
もしエルドアン大統領の目論見通り政策金利が一桁になれば、6円を突き抜けて5円台もあり得るかも。

マネックスは経営体力があるのか、比較的良心的な高スワップポイントですが、無理せず持続可能なポイントで続けて欲しいところです。

今後の予想

トルコ経済は皮肉にもリラ安をきっかけとして一定の復活を遂げています。
ただ、そこから力強い内需につなげていくには金利を始め構造的に問題を抱えています。

たしかにエルドアン大統領の主張するより一層の低金利は解決策の一つでしょう。
ただし、急激な利下げがリラ安を招きかねないという見解があることも事実。

いずれにせよ政策金利の低下は遅かれ早かれやってくるでしょうから、スワップポイント狙いの投資にはやや残念な傾向ですね。

今後行うこと

9月分の積立はフラッシュ・クラッシュのおかげで、購入額は17000円でした。
10月は通常通りの積立を完了です。
1TRY=19JPYだったので、予算19000円。まあまあのお買い得でした。

そして、11月と12月で2019年の積立は完了し、合計15000通貨になります。

利下げに伴ってスワップポイントが減ってますが、こればかりは対策のしようがないですので、積み立て量を増やすなどの対策はしないつもりです。

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