今年4月にiDeCoを申し込んだ後、忘れた頃の7月になってようやく運用が開始されました。
国家主導の制度だからか、ユーザーフレンドリーでないiDeCo。
利用者にわかりにくい点についていくつか取り上げてみます。
今回はiDeCo加入申込み後、運用がいつ開始されるかについてです。
全体スケジュールを図で確認しよう
スケジュールについてはiDeCoを取り扱っている金融機関のサイトに掲載されていると思いますので、それを参照するのが手っ取り早いでしょう。
ここでは管理人が利用しているSBI証券のFAQに掲載されている図を見てみます:
(上図は2019年7月現在)
上の図では2つのスケジュールが載っていますが、これは加入申込みの時期(肌色の部分)の違いがあるだけで、その後のスケジュールは同じです。
スケジュールを細かく見てみると
加入申込み後、どのようなイベントがあり、そして運用が開始されるかについて時系列順に並べると以下のようになります:
2. 国基連締日(黄色)
3. 加入者ID発送(緑色)
4. n月(とn+1月の2ヶ月)分掛金引落(赤色)
5. 拠出及び商品購入指図→受渡(茶色)
6. 加入者サイト反映(水色)
その後書類は国民年基金基金連合会(国基連)に回送され(2)、加入審査が行われます。
審査を無事通過すると加入者に封書で加入者IDが届きます(3)。この後で掛金が1又は2ヶ月分引き落とされます(4)。
ただし、何月分なのかとか何ヶ月分なのかなどは問い合わせなければ教えてもらえません。
ちなみに、このXX円が給与から引き落とされるタイミングは勤務先が自由に決めることができるようです。
この拠出は先に述べた2ヶ月分になります。
自分のケースではこうでした
前掲のスケジュール表でわかりにくいのは「n月」や「n+1月」という表現なんですよね。
言ってることは正確だけど、ユーザーアンフレンドリーっぽい。
これだと少しは分かりやすいんじゃないでしょうか?
申込みをしてから運用開始まで約3ヶ月かかるんですよね。
基本的に申込書類書類送付したらあとは何もしなくて良いので楽なのですが、このスピード感のなさは個人的にないなぁって感じです。
ま、亜年金と考えれば仕方ないのは重々承知していますが。
思い立ったら早めに
といことでiDeCo申込みから運用までのスケジュールについてまとめてみました。
実際にはiDeCoの資料請求や、どの商品で運用するかについて検討する時間も必要ですので、iDeCo始めよう!と思い立ってから少なくとも3ヶ月+αの期間がかかると思います。
基本的に今から60歳までの数十年間の投資になるので今の数ヶ月分を焦る必要はないと思いますが、どんなに急いでも今から3ヶ月以上先にしか運用できないことは覚えておいて損はないと思います。