4月にiDeCoを申し込んだ後、忘れた頃の7月になってようやく運用が開始されました。
国家主導の制度だからか、とにかくユーザーフレンドリーでないiDeCo。
利用者にわかりにくい点についていくつか取り上げてみます。
今回はiDeCo初回手数料2983円の内訳についてです。
加入時に必要なのは2777円だと聞いていたが
iDeCoの運用が開始され、自分のページにもアクセスできるようになり、さっそく見てみたところ。。。
国基連(国民年金基金連合会)への手数料が2983円になっています。
たしかここは2777円(税込)だったはずですが。
ということで内訳を調べてみました。
手数料の支払い先は3箇所
iDeCoの手数料は以下3カ所に支払います:
2. 事務委託先金融機関(加入者の資産を管理する組織)
3. 運営管理機関(管理人の場合SBI証券)
今回問題としているのは「1. 国基連」あての手数料です。
国基連には通常以下2種類の手数料を支払います:
口座管理手数料(103円/月)
今回は加入時手数料(2777円)に加えて、2ヶ月分の拠出に関する口座管理手数料(103円×2)が発生して合計2983円になっているようです。
各種手数料のまとめ表(SBI証券)
2019年7月現在のSBI証券のiDeCo手数料表を見てみます
赤い枠が今回初回手数料として国基連に支払った2983円になります:
たいした金額じゃないんですけど、ようやくすっきりしました。
手数料関係はとにかく分かりにくいのは金融機関の常ですが、自分できちんと調べる必要はありますね。
手数料は事前に調べましょう
SBI証券に関してiDeCo関連(加入と拠出だけ)の手数料を大雑把にまとめると、以下のようになります:
毎月:167円(毎月の拠出)
つまり、1年目は最大4653円、2年目以降は最大2004円です。
節税効果を考えればまったく問題にならない金額ですね。
特筆すべきは毎月の手数料は変わらないこと。
たとえば管理人が運用しているWealthNaviだと資産の1%が手数料になるので、資産が増えれば増えるほど手数料も増えていきます。
iDeCoは正直こんな安い手数料でやっていけるのか不安になるレベルですよね。
だから多少の不親切さは我慢するべきなのかも。
とはいえ、いくら安いからといっても盲目的に支払うのは資産を増やそうと志す者にとってはありえないこと。
改悪もあるかもしれないのでつねに知っておきたいところです。
SBI証券自体は加入や拠出の際手数料を取らないんですよね。いったいどうなってるのだ?