2020年11月:スワップからの不労所得

2018年以来、トリコリラへの積み立て投資を実施中。
いわゆる高金利通貨でのスワップポイント狙いの投資ですが、高金利通貨はリスクと隣り合わせのため、レバレッジ1倍でロスカットを避ける運用です。

2020年11月のスワップ結果

通貨はトルコリラ(TRY)のみで1395円でした(色付きの行)。
1ヶ月あたり1000通貨をレバレッジ1倍で買い増しています。

上の表は過去1年間の推移を示しています。

所持数は26000通貨。
年利換算のリターン率は、5.0%。
コロナ・ショック前の水準に戻りつつあります。

ちなみに、投入金42万円に対して、現在の時価は約35万円。
先月に比べると若干含み損の状況は改善しています。

含み損があるとはいえ、お小遣いを投入する感覚の趣味的な投資でもありますので、それなりに楽しめていますが。

2018年10月以降に発生したスワップポイントを月ごとのグラフにまとめました:

7月以降、微減が続いていましたが、今月は微増に転じています。

同期間の累計スワップの推移のグラフを重ねてみましょう:

今年中に5万円を突破できれば上出来かなと見込んでいます。
7月以降、スワップの水準も低いながら安定しており、それが継続できれば達成可能でしょう。

スワップカレンダー

△はマネックス証券で取引しているので、以下はマネックス社のレートです(1000通貨あたりのスワップポイント):

今月は2.5円程度での推移で、珍しく安定しているレベルです。

TRY/JPYのチャート(過去1年)

過去1年間のチャートを示します。
オーバーレイしている部分が今月の範囲です。

見事な右肩下がり。
この1年どころか10年レベルで下がり続けていますので、ダメダメなのは明らかですね。
毎月1000通貨だけの積み立てなので、まだ傷は浅いですが、資産を全ツッコミした人の阿鼻叫喚が聞こえてきそうです。
さすがに、いまだにそんな人はいないと思いますが。

今後の予想

さて、リラの下落が継続中です。
トルコの政策金利は以下の通り一貫して下がり続けていましたが、リラ防衛のためには利上げの選択肢しか残っていないでしょう。

トルコの政策金利の推移
それ以前:24%
2019/7/25:19.75%
2019/9/12:16.5%
2019/10/24:14%
2019/12/12:12%
2020/1/16:11.25%
2020/2/19:10.75%
2020/3/17:9.75%
2020/4/22:8.75%
2020/5/21:8.25%
2020/9/24:10.25%
2020/11/19:15%
しかし、2020年9月に2年ぶりの利上げとなり、11月には一気に15%へ再利上げ。
リラの下落に歯止めがかからない中、ようやく対策に乗り出したところでしょう。
また、インフレ率の改善は見られないものの、GDPには良い数字が現れているので、最悪期は脱しつつあるのかもしれません。

ただし、トルコ自体や地政学的な不安定性から、リラ及びそのスワップポイントも不安定な状況が続きそうですね。

今後行うこと

利上げが実施されたものの、スワップポイントの上昇はまだまだ鈍い状況。
期待しすぎず、淡々と月1000通貨の積立をレバレッジ1倍で継続しています。

今のレートなら、レバレッジ1倍でトータル5年継続したとしても120万円程度の投資なので、失敗したとしても痛くも痒くもありません。

今の状況でトルコリラに投資する人は余程の変わり者なので、逆張り気質の自分としては続けたくなるのですよね。
まあ宝くじ感覚で楽しんでやってます。

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