トライオートETFとはCFDの一種で、ETFを自動売買する投資商品です。
ETFといえばWealthNaviのように、長期ホールドして将来の値上がりを待つ投資法もありますが、それに対して、トライオートETFでは短期間に売買を繰り返します。
基本的に「上昇相場&ロング取引」で強みを発揮しますが、下落時にも利益を拾えるように自動売買の設計がなされています。
CFDなのでレバレッジもかけられ、相場急変時のリターン率は極めて優秀です。
2020年10月のトライオートETF結果
(直近13ヶ月のデータを提示しています)
今月は一旦値上がりしたものの、その後下落して月初の水準に逆戻りでした。
なお、取引システムの変更に伴って自動売買は全てキャンセルされているため、ほとんどの利益は既存の建玉の決済によるものです。
そういうこともあって利益は少なめ。
先に述べた通りの理由で、取引システムリニューアル前の自動売買の残滓からの利益がほとんどになります。
毎月の損益に累積損益のグラフを重ねてみます。
今月は一休みといったところです。
レートも下落気味なため、自動売買でも利益は出せなかったと思います。
ナスダックトリプルは、コロナ・ショックほどの大きな暴落〜回復時でなくても、「トリプル」の名に恥じないボラティリティの大きな値動きが特徴ですので、今後もチャンスがあるでしょう。
保有ポジション
2020年9月にトライオートETFはリニューアルが実施され、全ての建玉が決済注文以外取り消しになっています。
そのため、現在はその取り消し後の通常の建玉と、月の途中に新規でとった自動売買の2本になります。
月末時点で、かなりレートが下がったため、含み損が拡大中。
自動売買も全18建玉がアクティブなため、今後レートが上がらない限り利益は見込めません。
しばらくは待ち続けるしかないですね。
ナスダック100トリプルのチャート
過去1年分のチャートです。
一旦値上がりに転じたものの、再度下落して9月調整時の底値に近づいてきました。
それでも底がコロナ・ショック前のレベルなので、ここまで上がりすぎだったことがよくわかります。
今後の予想
一旦コロナ・ショック前の水準まで調整されたNDXトリプルですが、ここから再度値上がりすることは間違い無いでしょう。
ただ、そのペースがどの程度になるのかは予想できません。
アフター・コロナを見据えるとハイテク市場であるナスダックは有望なんでしょうが、どのようなマイナス要因が水を差すかわかりませんし、1年程度に長引くことも想定しておく必要がありそうですね。
今後行うこと
現在のポジションは決済のみと自動売買の31建玉。
年内はこれが決裁されるのをじっくり待つことにします。
さらにレートが下落する様なら、ボーナス時に自動売買の建玉を追加しても良さそうです。
トライオートETFはスイングトレードの手法で、下落時に建玉を得るのが最適解ですので、焦らず下落を待つのも重要です。