2020年4月:FTSE100からの不労所得

2020年4月のFTSE100結果

リターン(配当から金利相当額を引いた残り)は-722円でした。
詳細は以下の通り(色が付いている行):

コロナ・ショックの影響か、配当停止の影響が出てきたみたいです。
また、金利相当額が前月の2倍超になり、かなり不安定な状況。

FTSE100の必要証拠金が大幅に増加

3月に比べて4月は残高が増えているものの、証拠金維持率は822%→696%に低下しています。
これは必要証拠金がこれまでの26000円(1枚あたり)から大幅に増加したことによります。

2020年5月8日現在の必要証拠金は43200円。
他の金融商品にも当てはまりますが、暴落したから必要証拠金も減少するという単純なものではありません。

コロナ・ショックによる大幅暴落に備えて、3月に証拠金を20万円積み増しておいて結果的に良かったですね。
CFDは証拠金管理に十分注意を払うことが重要ということです。

1枚当たりの配当と金利相当額の状況は以下のとおり:

配当相当額は予測より半分以下に減っています。
金利相当額は約80円という超高額な週もあり、こちらも相当混乱が見られますね。
ということで、昨年同月と異なりトータルでマイナスになりました。

投資開始以来の毎月のリターンをグラフに示します。

マイナス方向にグラフが突き抜けているのは、「金利相当額>配当相当額」となっていることによります。

2019年8月以降は2枚保有しているので、それまでより単純計算で2倍のリターン(あるいは損失)になります。
ただ、金利相当額に変動があるため、昨年より英国の金利が下がった現在では、リターンはより大きく、損失はより小さい傾向にあります。

続いて、累計リターンのグラフも重ねます。

今月はマイナスだったため、若干累計リターンは減少。
配当停止などの影響は始まったばかりなので、同様のマイナスのリターンは今後も続くかもしれません。

リセッション時の配当停止はFTSE100に限らず欧米株でもあり得るわけで、諦めるしかないですね。

FTSE100のチャート

△が取引をしている岡三オンラインの過去1年分のチャートを引用します。

一時期5000を割り込んだものの、6000前後をウロウロするまでに戻っています。

ここから数ヶ月〜2年程度かけて二番底を目指すのか不明ですが、実体経済にリンクするならば、まだまだ低迷期は続きそうです。

今後の予想

さて、今回のコロナ・ショックでFTSE100は大暴落。
しかしパニックは脱して、今後は低迷期あるいは次の底というシナリオになると思います。

さて、欧米の感染状況はピークを超えたとされています。
ただ、未来の傾向を予想することはできないので、あくまで現在の知見での見解。

それにしても、数万人規模の死者を出している状況で、欧米は経済活動を元に戻そうとしてるんですが、これは二番底へのきっかけになるかもしれませんね。

感染症対策は治療薬より予防が効率的なので、ワクチン開発が有効ですが、開発・承認・接種まで短くても5年はかかりそうです。

となると、まだまだ世界は長期的に混乱し、FTSE100の価格下落や低迷はあり得そう。

今後行うこと

現在の状況(価格の低迷、配当相当額の減少)を考えると、焦って追加購入する必要はないかなあというのが感想。

予定通り今年中に1〜2本追加するつもりですが、それ以上は食指が動かないですね。
配当の減少はそのうち解消するとのんびり構えるしかなさそう。

6000程度ならばいつ買っても良いかなと考えています。