2019年12月:トラリピからの不労所得

2019年12月のトラリピ結果

保有ポジションはAUD/JPYとCAD/JPYのロング、EUR/JPYのショートです。
リターンは16611円でした。
詳細は以下の通り:

今月は意外とレートに変動があって今年4番目に利益の多い月になりました。

実質レバレッジは1.2倍と先月の半分近くまで落ちていますが、これは追加資金100万円を投入したから。
リターン率の6.6%もその追加100万円が影響しているので、実質的な投入額(200万円)で割り出すと9.6%になるので、高いリターン率であることに変わりません。
トラリピを開始して以来のレバレッジの推移をグラフにしました:
先に述べた追加100万円のおかげで実質レバレッジは1倍ちょっとまで下がりました。
今後追加のポジション次第でレバレッジはまた上がるでしょうが。
さて、投資効率を示す毎月のリターン率(年利換算)は以下のとおり:
こちらも追加投入金が理由で年利換算は実質的な数値(9.6%)より低く出ています。

ここまでの結果

トラリピ開始以降の毎月の利益をグラフにしてみました。

12月は10月と同じく円安傾向で、ロングポジションであるAUD/JPYとCAD/JPYからの利益が大部分を占めました。

10~12月は株価上昇に伴い円安が進み、それがロングポジションの決済につながったというわけです。
逆にショートポジションであるEUR/JPYはポジションと含み損が増え続けるだけで決済にはなかなか至りませんでした。

ショートがだめならロングで利益を出す。
逆にロングがだめならショートで利益を出す。

年間を通じてこの擬似両建てはやってよかった方法の一つですね。
ただし、ショートポジションではスワップポイントがマイナスになる通貨ペアが多いので、EUR/JPYのペア以外は増やしにくいですね。

累計利益と含み損の推移を重ねてみます。

累計利益は19万円を超えました。
今年中の20万円達成は無理でしたが、投資開始以来19か月でコツコツとここまで積み上げることができました。

含み損は順調に減り、12万円を下回りました。
このまま減り続ければ一見安心なのですが、トラリピの利益の源泉は含み損なので、単純に減ってうれしいとはいいがたいです。

トラリピにおいては含み損は将来の利益の源泉になるので、投入金額の10%程度までは許容したいところです。

トラリピ開始以来1年半、リスク(安全性)とベネフィット(利益追求)のバランスをとることに試行錯誤してきました。
今年3月にショートポジションを追加して疑似両建てを開始して、ようやく理想のバランスに近づいた気がします。

ただ、リスクとベネフィットのバランスの追求は永遠のテーマですから、今後もトライアル&エラーの連続になると思います。

各通貨ペアのチャート

各通貨ペアの直近3ヶ月チャートを振り返ってみます。
オーバーレイして明るい部分が12月に取引した範囲を示します。

AUD/JPY(ロング)

利益幅:400円(決済トレールあり)
期間中の決済回数:11回
確定利益:9321円

今月は約2.5円の幅で値動き。
勢いのある円安(右肩上がり)だったので決済トレールが効果的に発動しました。

今月はオセアニア地域の回復が目覚ましかったので、CAD/JPYに比べて好成績でした。

CAD/JPY(ロング)

利益幅:400円(決済トレールあり)
期間中の決済回数:10回
確定利益:6086円

こちらもAUDと同じく約2.5円の幅での値動き。
ただ、AUDと違って上下しながらの円安傾向なので、決済トレールの効果は薄かったですね。

EUR/JPY(ショート)

利益幅:400円(決済トレールあり)
期間中の決済回数:2回
確定利益:1204円

AUD/JPYとCAD/JPYと同様に円安方向への推移だっため、ポジションの獲得に終始した1か月でした。

反動で円安方向に動いた際にわずかに決済となりましたが、その回数はわずか2回。
ただ、今月獲得したポジションは今後円高になった際に決済されますので、それまで気長に待つとしましょう。

現在のポジションとトラリピ設定

2019年12月末現在、3通貨(AUD/JPYとCAD/JPYのロング、EUR/JPYのショート)を運用しています(NZD/JPYロングは設定直後のためノーポジション):

合計40000通貨を保有。
円安が進みポジションがまとまって解消されたため、先月の記事での期待通りの展開になりました。

設定状況は以下のとおり:

証拠金の状況は以下のとおり:

シミュレーションに基づく必要証拠金:413万円
預託証拠金(実際にトラリピに預けている額):319万円
差し引き:-94万円

必要証拠金は「買い」あるいは「売り」の合計のうち、いずれか高額なほうだけを採用するのが実質に即しているでしょう。
(先進国通貨と日本円のペアの場合、どの通貨でも長期的に似たような値動きをすると想定する場合)

ただ、例外も起こると考えて買いと売りの合計で算出しています。
(円安ドル高と円高ユーロ安が同時に長期継続するという現象もありえなくはない)

今後の予想と行うこと

追加のトラリピについては、上の表のとおりNZD/JPYロングを設定しました。
別記事にしますが、この設定は「決済トレール有・無」の両方を設定して、決済トレールの有効性を検証することが目的です。

そのほかの設定については未定。
2020年の投資の割り振りを決定後、トラリピに充当できる金額次第ですね。

トラリピが気になるな〜というかたはこちら:
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