投資のモチベーションを持ち続けるために

本格的に投資を開始してからはや1年。
事前に立てたプランを忠実に守っているということもありますが、おおむね投資というのは退屈なものだなというのが今の感想。

そして、大きな失敗はしていないものの、派手な成功をしているわけでもなし。
このような感じだととかくモチベーションも下がりがち。
今回はこのモチベーションをどのように維持していくか考えてみます。

投資とは退屈なものである

まず前提となるのは、投資とは退屈なものであるということ。
より正確な表現だと、失敗しない投資とは退屈なものであるということです。

投資の最終目標は資産を増やすこと。
そのために一番最初にすることは、投資の世界で生き残ることです。

そのためには綿密なプランを作成し、それに忠実に従って行動する必要があります。
感情のまま動くことは厳禁です。
そんな地味なことがワクワクするわけがありません。

また、リスクを回避すればするほど、リターンも小さくなるので、資産の増え方はゆっくりペースになり、どうしても退屈に感じてしまいます。

心では退屈な投資にやきもきするのは仕方のないことですが、頭の中では「退屈なのは仕方のないことだ」と割り切るしかないでしょう。

とはいえ、やはりそれでモチベーションが低下するのはできるだけ避けたいもの。
そこで△は以下のような方法でモチベーションを維持しています。

目標を決める

XXまでにXX円増やすなど、目標を設定することは効果的です。

目標金額を決める

「ひと月にXX円利益を出す」「まずは100万円利益を出す」など、具体的な金額を設定するのは大事だと思います。

具体的な金額設定があると、その金額の利益を得るためには何をすれば良いのか、プランを考えなければなりません。
そのプランの立案がモチベーションに繋がるのです。
ちょうど旅行の行き先を決めて、旅行のプランを練り始めるととても楽しい、それと似たような状況ですね。

△の場合、ブログ名にもある通り、「ひと月3万円」という目標金額があります。
この3万円の利益を出すために、限られた予算からあれこれ考えてプラン二ングするのはなかなか楽しいです。

期間を決める

投資は時間を味方につければ成功することが多いです。
ただ、あまりに先にこととなると、本当に結果が出せるのか疑心暗鬼になります。
人間あまり先のことになると、想像の範疇外になるので仕方ないことですが。

ですので、自分が想像できる範囲の期間で目標設定することも重要です。
例えば、「1年以内に合計30万円利益を出す」とか「今年中にひと月2万円の利益を出す」など。

△の場合、「ひと月3万円」に関しては特に期間設定はしていません。
ただそれではだれてしまいますので、「今年中にひと月平均2万円」など期間設定をしようかと思っています。

期間設定に関しては、過去の投資成績がなければ想像できないかもしれないので、目標金額と同時に設定しなくても良いかもしれません。
ただ、「なんとなく」でも「いつまでに」は決めておいたほうが良いかもしれません。

別に誰かに約束するわけではないですので、もし目標に達しなければその時に対応策を考えれば良いのですから。

記録をつける

△もそうですが、ひとの記憶力は自分が思っているほどには当てになりません。
投資は損得をしっかり記録しておかないと、収支が曖昧になりますので、記録は必須です。

アプリだと簡単ですが、△はエクセルで管理しています。
例えばこんな感じに:

上の表は毎月の不労所得の内訳と合計額を記録したものです。
成績の良い月・悪い月様々ですが、このように記録をつけていると、自分の行ってきた足跡が可視化されるので、反省や奮起など、モチベーションのアップにつながります。

また、もう一手間かけて、投資結果をグラフに示すこともモチベーションアップに効果的です。
上の表をグラフにすると下図のようになります:

黄色の棒グラフは毎月の不当所得、オレンジ色の線グラフは不当所得の累積です。

個人的には、毎月の不労所得は微々たるもので、「これで本当に月3万なんていけるのかな?」というのが実感です。
しかし、微々たる結果でも積み重なれば順調に増えていることはグラフから明らかです。

投資の記録はしっかりつけて、できれば結果をわかりやすい形で表現する。
それが退屈でも継続することの大切さを教えてくれ、モチベーションの維持にもつながると思います。

定期的に振り返る

目標を決めて実行し、毎月の投資結果を記録する。
これができれば自然と毎月の結果を振り返ることはすると思います。

ただ、ここでいう定期的に振り返るとは、もう少し長いスパンのことです。

毎月の結果に一喜一憂し、刺激を受けてモチベーションを維持することは可能ですが、やはり毎月同じことを繰り返していてはやがてダレてきます。

また、相場や経済情勢は常に変動し、最初に立てたプランが未来永劫有効かについては、定期的にチェックする必要があります。
投資の世界のリバランスみたいなものでしょうか。

△はおよそ1年ごとにこの定期的な振り返りを行っています。
具体的には年初に少し時間を割いて、過去1年の投資結果を振り返り、現在の経済情勢を加味して次の1年のプランを立てています。

もちろん結果的にプランを変更しないこともありますが、この振り返りの作業は、過去の反省、そして新しいことに気づくきっかけにもなり、モチベーションの維持に役立っています。

参考記事:立志2019年ver

それでもモチベーションが上がらない時は?

最初に投資は退屈なものだと言いましたが、それでもやっぱり楽しみたい!
その気持ちはよく分かります。
△自身、儲かる儲からない以前に投資が好きなので。

ですので、退屈で退屈でどうしようもない時に備えて、遊びで投資ができるお金を少しだけ用意しています。
いや、投資というよりお金で遊ぶって感じです。

△は投資資金を「低リスク・中リスク・高リスク」の3種類に分けていて、低リスクと中リスクに資金の90%を、高リスクに10%を割り振っています。

そして、それとは別腹で「お金で遊ぶ」用として少額(数十万円)を準備しています。
これは臨時収入とかを充てているので、金額はその時によってまちまちですが、娯楽費のような感覚で使うお金です。

こういうお金を使って仮想通貨やナイジェリアの株価指数、アルゼンチン国債など、チャレンジングな銘柄を購入して楽しんでいます。
最近だとLISKが以前購入した頃の価格まで下がったので、再び購入しています。

コインチェック
もちろん、チャレンジングではない銘柄も購入していますけれど、ワクワクドキドキするのが目当てなので、ボラティリティ高めのものを選ぶことが多いですね。

もちろん損失が発生することもありますが、それでも「お金でめいいっぱい遊んだ」という充実感は何事にも代えがたいです。

まとめ

投資はたしかに退屈。
でも、より積極的に自分の投資に関わっていけば、いろいろと考えるきっかけになり退屈はしのげます。

その方法は目標を決めること、きちんと記録すること、そして定期的に振り返ること。
ちょっと手間がかかりますが、それだけ真剣に投資に向き合うということですので、それがモチベーションアップにつながります。
実際自分の実体験でもそうでした。

投資の結果はおそらく10~20年単位で分かるもの。
その時になって笑えるように、しっかりモチベーションを維持して、着実に継続していきたいですね。