複利効果▶︎▶︎貯まったスワップのポイントでトルコリラを購入

ついにこの時がやってきました。
自分の懐を痛めずにタダでトルコリラを購入する時が。

毎月レバレッジ1倍で1000通貨を積み立て中

△は2019年に入ってから、トルコリラ(TRY)を毎月1000通貨購入しています。
レートは1TRY=19円前後ですので、1回の購入に「19×1000=19000円」ぐらいかかります。

レバレッジを2倍にすれば予算は1/2に、3倍にすれば1/3になるけれど、安全性重視で1倍の取引。
FXだけれど、実質的には外貨預金みたいなものです。

ただ、TRYに関しては高スワップなので、そのスワップポイントが目当てでもあります。
そして、そのスワップポイントが貯まり、1回分の購入額程度に達しました。

スワップポイントの累積

これまで地味ながら着実に貯まってきたスワップポイント。
7月末で2万円弱に到達です。

今回はここから8月分の積み立て用の資金を引き出そうというわけです。
自腹で積み立てしなくていいなんて大変いい気分。

8月分の積み立て

2019年以降の積み立て状況です。

一番上の列が8月の積み立て。

1TRY=19.483JPYで購入です。
1000通貨なので、購入費用は19483円ですね。

この19483円は資金を追加するのではなく、これまでに貯まったスワップポイントを充当するわけです。
新たに資金投入必要なし、つまりタダでトルコリラ購入です。

実際の引き出し方

スワップに関しては月ごとにデータをまとめています。

上の表の色のついたセル。
2019年7月末時点での累計スワップポイントは19973円あります。
ここから8月のスワップ再投入に19483円を控除して、残りは490円となります。
そして8月時点の総投入額は7月と同じく192000円のまま。

さて、今後スワップポイントが再度蓄積されて、この490円が増えていきます。
そして再びスワップ再投入。。。
このループが繰り返されて、TRY購入の際の自己負担が減ることになります。

ちなみに、スワップポイントは変動しますし、TRY/JPYのレートも日々変動します。
ですので、ループする間隔は予想できませんが、それでも「利益を再投入して新規の資金を抑制する」という効果は確実に得られますので。これは複利のメリットを享受できると思います。

完全に自己資金が不要になるにはどの程度かかる?

△は毎月積み立てをしていますので、時間が経つにつれてトルコリラの残高は多くなり、それに伴って得られるスワップポイントも増加します。

となると、貯まったスワップポイントだけで毎月の積み立てをすることも夢ではありません。
つまり新規に資金を投入しなくてよくなる。
そのような状態になるまで一体どの程度かかるのか?

以前試算したのですが、以下の条件が継続すると仮定すれば5年半程度で達成できるようです。

積立通貨数:1000/月
レバレッジ:1
スワップポイント:1000通貨あたり10円/日
想定レート:1TRY=20円
かなり大まかな資産なので、詳しくは以下の過去記事を読んでいただければと思います。

スワップポイントと想定レートは変動するものですから、あくまで参考ですが、それでも毎月2万円の積み立てを5年半頑張れば、あとは放置するだけで無料ATMの出来上がりとは夢のある話です。

とはいえ新興国通貨のリスクもあるので、「2万円×66ヶ月=132万円」の投資がチャレンジするに見合うかどうかは、人を選ぶと思いますが。
事実、つい最近トルコは利下げが実行されて、各社スワップポイントは軒並み下がっています。

まとめ

今回はスワップポイントが貯まったので、それを使ってトルコリラ購入、という話でした。

この、投資で得た利益を再投資に回す、というのは投資界では複利効果として紹介されることが多く、効率的に資産を増やすための方法として常道です。

たとえば△も利用しているWealthNaviではロボが自動的に再投資をしてくれます。
利益が出てもそれを無駄に遊ばせておくようなヘマはしません。
ですが、多くの投資では自分で資産の増減を管理して再投資しなければなりません。

レバレッジ1倍でのスワップ投資は比較的利益が明確で、それほど難しいものでもありません。
手作業でやってみると、複利の素晴らしさを実感できますので、是非トライしてもらいたいなと思います。

ちなみに管理人はマネックス証券で積み立てています:
FXPLUS