定期収入があるうちに投資を始めて収入の複線化を目指しましょう

最近「景気の減速」が囁かれるようになってきましたね。
2019年3月20日、日本政府は景気判断を3年ぶりに引き下げています。
また、奇しくも同日にFOMC(米連邦公開市場委員会)は2019年の利上げ凍結を表明し、景気の減速を明言しました。

景気は良くなったり悪くなったりを繰り返すものなので、それほど気にすることはないのですが、この先しばらくは雲行きが怪しそうです。
というわけで、そんな事態に備えることは大事ですわ、というお話。

収入の複線化

昭和の時代(といっても管理人はあまり分かっていないですが)の働き方といえば、一つの会社に滅私奉公、というものがスタンダードだったようです。
辛いこともあったでしょうが、その見返りに地位と収入の安定は抜群だったと聞きます。

ただ、非常に緩慢ながらその状況が崩れつつあります。
とくに資格職(医師、弁護士等)以外の職業から安定性は失われつつあるように感じます。
つまり「誰でも替えが利く」仕事についている人は、地位と収入が保障されないリスクにさらされているということです。

管理人もそのような職に就いていて、いまは安定しているけれど将来のことなど分かったものではありません。
そういうことをうすうす感じていたので、ここ2〜3年、収入の複線化を模索していました。
つまり、副収入を得ようというわけです。

なお、今の職業に不満があるわけではありません。忙しさを除けばおおむね満足しているのです。
でもそれとこれとは別ですね。勤務先はあくまでパンを得るための建物にすぎません。
あまり頼りすぎるのは良くないと思います。

副収入のメリット

とはいえ、毎月安定した報酬を得ている身分としては、「見えないリスク」に備えて収入を複線化するメリットはイメージしにくいものです。
べつに今の収入で生活に困っていないし、少しずつでも貯金は増えているし。

管理人もそういう意識があったので、副収入を得るための行動にはなかなか移れませんでした。
ただ、貯金がいつの間にか1000万円を超え、さすがに現金で寝かせておくのはもったいないと考えて、本格的に投資を始めたのが2018年6月。
そして現在に至り、少額ながら副収入を得ているのです。

つまり、副収入を目的として投資を始めたというよりは、投資を始めた結果副収入を得ている、という世間一般とは逆のパターンです。
そして今、副収入のメリットが少しずつ理解できるようになっています。

副収入の最大のメリットは、心に余裕ができることです。
管理人のこれまでの副収入(投資)の金額は以下の表のとおりです:

毎月の副収入はばらつきがあるけれど、9ヶ月で11万円ほどです。
1ヶ月1万円ほどというのは、社会人としては大きな金額ではないかもしれないけれど、生徒・学生だったら間違い無く大きな金額ですね。
(ダメなことに社会人になると金銭感覚が麻痺しがちです)

世の中たいていのことはお金で解決できますので、余分なお金があると行動の選択肢が広がり、精神衛生上たいへんよろしいです。

「もし報酬が減ったら?」
「怪我や病気で入院したら?」
「今月結婚式に2回もお呼ばれした?!」

などなどお金にまつわるアクシデントは突然やってきます。
(結婚式はおめでたいことだけど)
これらは通常メインの収入で賄うのでしょうか、副収入があればさらに余裕ができて理想的です。

あと副作用的なメリットとして、ケチになりました。
かっこいい表現ならマネーリテラシーが高まった。
投資成績を記録しているので、普段の収入や支出についても見ることが増えたのが原因だと思います。

副業はデメリットとのバランス次第

ではどのようにして副収入を得るのか?
ここで考えなければいけないのは、人生はお金だけが全てではないということです。
世の中たいていのことはお金で解決できますが、そのお金を得るために失っている時間や心身の健康も同時に考えなければなりません。

管理人は割と過重労働のベテランなので、このことは身に沁みています。
なので、副収入を得るにあたって、副業(労働)は選択肢には入れませんでした。

もし、同人とか趣味がお金になるならば副業という選択肢もあったかもしれません。
でもそこまでの技量はないので、ふつうの単純労働しか副業にできません。
管理人にとっての副業は、少ない持ち時間をさらに削り、さらに心身まで削る悪魔の選択肢なのです。

投資で不労所得

簡単に言うと楽して儲けたいです。
「副」収入なんだから、当たり前ですよね。
となると、不労所得(投資)しかないかあとなるわけで。

ただ、投資ほど奥深くバラエティに富んだ世界はないですね。
初心者からヘッジファンドなどの超上級者まで、あらゆる人々を受け入れる懐の深い世界です。

難易度が高くなるにつれてリターンも多くなりますが、当然勉強することも多くなり、場合によっては副業以上に色々すり減らすと思います(あと当然ハイリスク)。
管理人は投資に限らずいろいろ勉強することは好きな方ですが、普段の生活や本業に支障が出ることは避けたかったので、投資のうちでも比較的難易度の低い商品に手を出すことにしました。

具体的にはトラリピ(FXの自動売買)と積み立て商品(WealthNavi)を最初に選びました。
いずれも初心者向けで、最初に設定すればあとはお任せでお金が増えて(減ることもあるけど)いきます。

トラリピの公式サイト:
マネースクエア

WealthNavi の公式サイト:
WealthNavi

その後、自分の負荷が許容できる程度に様々な商品を試して今に至っています。
実際投資を始めてみて、自分にはなかなか合っていたと思います。
人間楽しくなければ続かないです。管理人にとっての投資は趣味になりつつあります。
趣味で副収入を得るってのはいいですね。

投資のリスク

投資>副業だと言っておきながら、副業の方が優っていることが1点だけあります。
それは、副業には元本割れがないということです。
まあ当たり前ですよね。働いたうえにお金を取られるなんてまずありえません。
よほどブラック企業で罰金制度があれば別ですが。

でも投資は運用資金が減る可能性があるのです。
副収入を得る選択肢として「副業」と「投資」があると、「副業」を選ぶ人が多いといいます。
人は「失うこと」に対してより敏感に反応する生き物なので、そのような選択をするのでしょうね。

投資で失うもの=お金(挽回可能)

とはいえ、投資で失うものは基本的に「お金」だけです。
そこには人間関係も、肉体労働も無く、自分だけで完結する世界です。

たしかに損失のショックで心を削り、これまで勉強した時間が無駄になるかもしれませんが、ほとんどの要素はお金に帰結します。

そして重要なことですが、お金は失っても取り戻すことができるということです。
管理人の場合、最大の損失が発生しても、いつも通り働いて1年ほどで損失を取り戻せるようにリスクコントロールはしています。

投資は基本的に余剰資金で行うものなので、失うといっても莫大な額になることはありません(というかギャンブル的な投資は×)。
失敗してもその程度なら働いて挽回可能なのでダメージは少ないはずです。

お金のことはお金で解決。
このシンプルさが投資の良さです。

副業で失うもの=時間、健康(挽回不可能、難しい)

いっぽう、副業で失うものは生活する上でクリティカルなものです。
つまり影響が大きく、挽回することが不可能、あるいは難しいです。

例えば「時間」。
管理人は自分の時間を大事にしたいので、時間をかけて副業をするという選択肢はありません。
それに副業は大抵本業より少ない対価になりがち。それに時間をかけることはかなり抵抗があります。

そして「健康」。
これは心身両方を指します。
なんだかんだで身体が資本なので、働けば疲れます。
でもゲームと違って回復ポイントがあるわけでもなし。

さらに副業とはいえ、仕事には責任や人間関係がつきもの。
たいてい問題ないはずですが、トラブル0が保障されているわけではありません。
はっきりいうと、お金より人間の方が面倒です。
(もちろん良いことも多いので、良くも悪くも奥深いということですね)

生活全般でいうと、お金だけの世界は味気ないので、面倒なことがあるかもしれないけど人とのつながりを持った方がいいと思います。
でも副収入に関してはなるべくドライに済ませたいので、副業はありえないですね。

練習・失敗するなら今のうち(定期収入があるうち)

色々書いてきましたが、管理人が投資を実施できているのは安定した収入があるからです。
そしてその収入が投資におけるリスクを軽減してくれるのです。

たとえXXX万円失ったとしても、1年経てば自動的にXXX万円がお賃金として入ってくる。
こういう安心感があるので、余裕を持って、時にはリスクをとって投資できています。

管理人はフリーランスになったことがないので分かりませんが、フリーランスの人曰く、定期収入のメリットは相当大きいそうです。
そして、定期収入があるうちに、いろいろチャレンジして多くの失敗を経験すべき、とのアドバイスをもらいました。

ここまで副業について否定的なことを書いてきましたが、決して全否定しているわけではありません。
ただ安定した収入のあるうちこそ、投資にチャレンジする絶好のチャンスだといいたいのです。
(副業をはじめ、普通の労働はいつでもできます)
切羽詰ってからでは、冷静な行動は難しいと思います。

少しのリスクと頭を使うことに躊躇がなければ、楽して儲けるを目指して投資の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか?
少なくとも管理人は投資を楽しめていますし、見る世界が広がってきました。