2020年5月:FTSE100からの不労所得

2020年5月のFTSE100結果

リターン(配当から金利相当額を引いた残り)は2716円でした。
詳細は以下の通り(色が付いている行):

コロナ・ショックの影響か、配当停止の影響が出てきたみたいです。
また、金利相当額は3月の水準に戻っています。

FTSE100の必要証拠金が大幅に増加

必要証拠金はながらく26000円(1枚あたり)でしたが、コロナ・ショックを契機に大幅に増加しています。

2020年6月4日現在の必要証拠金は46280円。1ヶ月前は43200円でしたが、さらに上昇しています。
他の金融商品にも当てはまりますが、暴落したから必要証拠金も減少するという単純なものではありません。

コロナ・ショックによる大幅暴落に備えて、3月に証拠金を20万円積み増しておいたのですが、当面は出金せず維持ですね。
CFDは証拠金管理に十分注意を払うことが重要ということです。

1枚当たりの配当と金利相当額の状況は以下のとおり:

配当相当額は昨年同月比で1/3以下に減っています。
金利相当額は同等ですが、トータルでのリターンは激減です。

業績が見通せない中でやむを得ないですね。
個別株にもいえますが、配当狙いの弱点はリセッションですから。

投資開始以来の毎月のリターンをグラフに示します。

マイナス方向にグラフが突き抜けているのは、「金利相当額>配当相当額」となっていることによります。

2019年8月以降は2枚保有しているので、それまでより単純計算で2倍のリターン(あるいは損失)になります。

コロナ・ショックの企業への影響が出始めた4月以降は、昨年より枚数が増えているにもかかわらず、リターンはマイナスになったり減ったりしています。

続いて、累計リターンのグラフも重ねます。

今月は辛うじて累積リターンは増加しました。
ただ、配当停止などの影響は始まったばかりなので、同様のマイナスのリターンは今後も続くかもしれません。

FTSE100のチャート

△が取引をしている岡三オンラインの過去1年分のチャートを引用します。

5月中旬以降は6000を安定して上回っています。
緩やかな回復基調が3月以降継続していますね。

今後二番底が到来するのか不明ですが、コロナ流行や対中関係の悪化などのファクターが要注目です。

今後の予想

さて、今回のコロナ・ショックでFTSE100は大暴落。
しかしパニックは脱して、現在は回復の途上。

ただ、アジア・アフリカ各国に比べて、欧米はなかなか沈静化しないですね。
自由すぎるのも考えもの。

欧州に関しては、今後は再度の暴落に続く低迷期あるいは次の底というシナリオになると予想。
ただ、3月の大ショックと同等か、若干マイルドなものになるかなと期待。
先進国は金だけは持っているので、金融緩和が効果を発揮するでしょう。

ただし、各国政府とも金融緩和によって相当な借金を抱えているはずで、今後到来する第2波以降にさらなる金融緩和を実施できるか疑問ですが。

大暴落の可能性は低いものの、ワクチン開発まで株価低迷期は続きそう。
感染症対策は治療薬より予防が効率的なので、ワクチン開発が有効ですが、開発・承認・接種まで短くても5年はかかりそうです。

今後行うこと

現在の状況(価格の低迷、配当相当額の減少)を考えると、焦って追加購入する必要はないかなあというのが感想。

すでにナスダック指数(トライオートETF)や積み立てのインデックス投資(WealthNavi、つみたてNISA、iDeCo)にキャッシュを若干投入したので、FTSEは同調することなく暴落待ちの選択。

投資先によって戦略をバラバラにしたほうがリスク分散になりますしね。
アクセルを踏みつつ、ブレーキも踏む、的な。
△は一気呵成に仕掛けるよりも、バランス重視でじっくり儲けたい方針ですので。

今後の再暴落を狙ってもいいですし、6000近くの比較的安値で購入しても良いかな。
万が一暴騰したら、それはそれで諦めるつもりです(既存のポジションの含み損が解消するのでそれはそれでよし)。