スワップとは?
2つの国の通貨の金利差を利用するFXの取引のひとつで、ポジションを維持している限りスワップポイントがもらえます。
具体的には、「低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買う」ことで高いスワップポイントを得ることができるのです。
超低金利政策が続く日本円だと、ほとんどの通貨とのペアでスワップポイントは得られます。
ただ、業者によってポイント値は結構違うし、課税の面でも方針が異なるようなので、よく比較したほうがベターです。
管理人は新しく口座開設するのも面倒だったので、もともと米国株用に持っていたマネックスで、FXの口座を追加しましたけど。
なぜトルコリラを選んだ?
現在店頭や取引所で、現在高いスワップポイントを得られるのが、トルコリラ/メキシコペソ/南アフリカランドといった新興国通貨です。
その中でもトルコリラ(TRY)は、1万通貨あたり100円程度(2018年6月。業者によって結構異なるが)と、とんでもな大盤振る舞いです。
なぜそのようなことになるかというと、スワップポイントに影響を与えるトルコの政策金利が上昇しているからですね。
それに伴って、日本の政策金利との差が大きくなっているのです。
以下のグラフを見ると、今年に入ってからトルコと日本の金利差が急激に開いていることが分かりますね。
この金利差でスワップポイントも大きい。それがTRYを選んだ第一の理由。
あと単純に「この先TRYはどうなってしまうのか?」という純粋な好奇心もありますね。
ただ、いまが底値という確信はないです。
リスクは?
この先TRYはどうなってしまうのか、と書いたのですが、TRYの値は転がり落ちていて、そのうち0になるんじゃないかって勢いなんですよ。
前記事で、為替は多国間のバランスの上に成立するので、上ったり下がったりを繰り返す、なんて書いたけれど、TRYに関してはまるで当てはまらないです。もう世界中から袋叩きにあってる状態。
この状態がリスクといえばリスクですが、すでに瀕死なので逆に、もう何も恐れるものないかもしれないです。
デフォルトの常連であるアルゼンチンですら、通貨の価値がゼロになったことはありません。
つまり、通貨が消滅しない限り、少なくとも取引は続けられるということ。
いちおう、1 TRY=14 JPYまで耐えられるように入金はしているけど、デフォルトになったら一桁は間違い無いでしょうね。
方針は?
とりあえず、今年中に1万通貨のポジションを10万円で持つ予定。
これで証拠金維持率500%以上を目指します。
自分としてはややリスク高めです。10万円しか投入しないってのもあるけれど。
一気にポジションは持たずに、まず1 TRY=23.6円で4000通貨を持ったので、後は毎月1000通貨買い増して、今年の12月に1万通貨になるでしょう。
今TRY/JPYが23〜24円で飛びつきたくなるけれど、トルコの大統領選挙も控えてますし、なにより不安しかない通貨なので、チキンな管理人はチビチビ買い増しです。
その後はどうする?
実はスワップを不労所得を得るメインには考えてはいないです。
ただ、サブとして機能するか試してみたいなと。
だからまずはTRYで勉強して、次は他の通貨にも手を出す地ならしにしようという感じですね。
だから、ロスカットしても致命的でない10万円を予算にしました。
10万円でスワップの実地訓練、というのが本音です。
というわけで、今後1年の方針はここまで述べた通りですが、その後はノープランです。
ちなみに、今の状況がこれ。投資金額が4万円だから笑ってられるけど、トルコさんしっかりしてくださいな(>_<)