2020年6月:FTSE100からの不労所得

2020年6月のFTSE100結果

リターン(配当から金利相当額を引いた残り)は538円でした。
詳細は以下の通り(色が付いている行):

コロナ・ショックの影響の配当停止の影響はまだ続いているようで、配当は少なめ。
金利相当額は前月よりさらに減少し、リターンはいちおうプラス。

1枚当たりの配当と金利相当額の状況は以下のとおり:

配当相当額は昨年同月比で1/5以下に減っています。
金利相当額は今月はこれまでで最低の水準にまで減る週もありました。

投資開始以来の毎月のリターンをグラフに示します。

マイナス方向にグラフが突き抜けているのは、「金利相当額>配当相当額」となっていることによります。

2019年8月以降は2枚保有しているので、それまでより単純計算で2倍のリターン(あるいは損失)になります。

今月は1年を通してもリターンの少ない月なのですが、今年はコロナ・ショックが追い討ちをかけているようです。

続いて、累計リターンのグラフを重ねてみましょう。

3月以降はコロナ・ショックの影響もあり、6万円の大台を目の前にしてもたもたしています。

FTSE100のチャート

△が取引をしている岡三オンラインの過去1年分のチャートを引用します。

回復途上にあるものの、米国株のインデックス(SPXやNDX)に比べると、ゆっくりとしたペース。
コロナ関係なく、欧州は地盤沈下久しいですので、それを象徴するチャートです。

この回復基調が継続するのか非常に不安で、新たなバッドニュースがあれば、2〜3月のようなかかと落とし的暴落がやってくる気がしてならないです。

今後の予想

欧州は夏のバカンスシーズンへ向けて、域内外との人的交流を復活させる模様。
観光業に大きく依存する貧しい南欧は背に腹は変えられないんでしょうが、感染症の収束を後回しにする政策ですね。

ただ、これがスタンダードになれば株価も落ち着くと思いますが、企業の倒産がなくなるとは思えないので、再下落のチャンスは十分にあり得ると思います。

基本的に感染症対策は治療薬より予防が効率的なので、ワクチン開発が有効ですが、開発・承認・接種まで短くても5年はかかるでしょう。

ということで、それまでは綱に暴落の恐怖に怯える毎日を過ごすことになりそうです。

(低レバレッジにしていればいいだけのことですが)

今後行うこと

現在の状況(価格の低迷、配当相当額の減少)を考えると、焦って追加購入する必要はないかなあというのが感想。

すでにナスダック指数(トライオートETF)や積み立てのインデックス投資(WealthNavi、つみたてNISA、iDeCo)にキャッシュを若干投入したので、FTSEは同調することなく暴落待ちの選択。

投資先によって戦略をバラバラにしたほうがリスク分散になりますしね。
アクセルを踏みつつ、ブレーキも踏む、的な。
△は一気呵成に仕掛けるよりも、バランス重視でじっくり儲けたい方針ですので。

今後の再暴落を狙ってもいいですし、6000近くの比較的安値で購入しても良いかな。
万が一暴騰したら、それはそれで諦めるつもりです(既存のポジションの含み損が解消するのでそれはそれでよし)。